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'06y FLHR チャージングシステムの50A化。

本日はクイック作業です。

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納車させて頂いてから120km程走行して頂いたFLHR。しかし走行してもバッテリーが上がる、という事でロードサービスで入庫頂きました。

まずは基本のステーター、レギュレターのコネクターをチェックし、問題ないので新品バッテリーでエンジンを始動してみたところ、バッテリー電圧は12V代半ば。スロットルを開けると電圧が若干落ちていくのでやはりステーターコイルかオルタネーターのトラブルの可能性が高いという事で、やはりプライマリー回りを分解です。

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プライマリーオイルは濁っていますがステーターが焼けた時の赤茶色ではなく通常の灰色です。匂いも少しヒートした感じがしますがあの強烈な匂いはしません。スラッジが多いのはインナープライマリーカバーの取り付けボルト用ロックワッシャーの爪がクラッチシェルに若干干渉してた事が原因です。

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で、1次ドライブユニットを外してステーターを取り外し。

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この車両、2006y FLHなので45A、もしくは50Aです。FLHRであれば45Aなのですが、ベースはFLHという事でしたし50Aと伺った気がしてたのでオルタネーターは50Aを用意してました。しかし、取り外したステーターを確認してみたところ、社外の45Aでした。
左側がHD純正3フェーズ50A、右が社外45A、並べて見るとサイズが全く違いますね。

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チャージ不足の原因は45Aステーターコイルに50Aのオルタを組み合わせた事が原因で、マグネットとコイルの距離(隙間)が大きくなってしまい、十分発電する事が出来ていなかったと思います。これは当方のチェックミスです。ですので45Aリカバリーまでの時間工賃は頂きません。

原因をオーナーさんに説明し、45Aオルタに交換しそのまま使うか、それとも50Aに全てをアップデートするかお伺いしましたが、安心を買う為にも純正ステーターでアップデートしておきたい、という事で50A化作業。

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1次ドライブのリカバリー完了。50A化によりエンジンを始動するとバッテリー部分で14V以上電圧が上がるようになります。

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続いてレギュレターを45Aから50A化。TC96FLH用の中古純正品です。当店の赤いレーサーの予備として保管してあったものです。TC96純正レギュレターはまず壊れませんが、とても高価なので中古を流用します。

左側が45Aのレギュレターですが、TC88-FXDと同じタイプの2フェーズコネクターは接触不良を起こす事が稀にあるので気をつけて下さい。TC96の3フェーズは直接レギュにコネクターが刺さるタイプですので全く問題は起きません。
レギュレターから車体メインハーネスに繋がる2ピンコネクターケーブルも純正準拠に合わせ交換。

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車体側の作業は完了したのでサンダーマックスをチェック。まだ慣らし1度目のオイル交換にも走行距離が届いていませんが、2500rpmまでの学習はバッチリでした。エンジンもとても静かで異音は皆無。このままナラシを続けて頂きます。

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お待たせ致しました。

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※P.S.
FXRのバッテリーストッパー、複数注文を頂いており誠に有難う御座います。
明日まとめて出荷させて頂きますので宜しくお願い致します。
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