2017.11.06 Mon
T-man TC98" FXR ヘッドO/H。
この車両のシリンダーヘッドはT-man CNCポーテッド加工済みですのでバルブガイドはリン青銅に打ち変えられています。純正はスチール製。

ちょっと変わった感じのカーボンが付着していますね。オイルレスでブローしているのでアルミスラッジが溶けて融着した感じの微細な粒がみてとれます。バルブシートにも付着していますのでこの付着物が圧縮漏れの原因ではないかと思います。

インテークポートは比較的綺麗でした。


バルブの曲がりをチェックします。問題ありませんでした。原因はバルブとバルブシートとの間の"カーボン(スラッジ)噛み"だと判断。

という訳でバルブはカーボンを落として再利用。

お次はヘッド本体。

秘密兵器でカーボン除去、瞬殺です。ノーマスキング+青空噴きっ放しでも全く問題無いんです。

水でさっと流せばブラストメディアは溶けて無くなります。コンプレッションリリースもカーボン除去しました。

ワイヤーブラシや剥離剤を使ってカーボンを落とす時代は終わりましたね。笑

しかし、バルブの擦り合わせは相変わらずのタコ棒、タコ棒、タコ棒。

エキゾースト側の当たり面が大きなタイプのバルブ傘形状です。

バルブシールはT-manと全く同じものを使用。

F側シリンダーヘッドのリビルト終了。リア側ヘッドも同様だと思われる為これからO/Hします。


さて、昨日ダイノ計測したTC100" FXRを店に降ろしました。


ハンドル回りは8インチライザーにナローエイプバーを組み合わせておりましたが、標準ルーフハイエースへの車載時ミラーやブレーキマスターカップを外すなり移動するなりしないと積車出来ません。そこで3インチのビュレットライザーに変更。

クォーターフェアリングからハンドルが飛び出ない程度の高さが纏まりがあって個人的には好きですね。
この状態であればミラーをセットしたままでもそのまま積車出来ちゃいます。

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