2017.10.26 Thu
'10y XL883N エンジン完成。

そんな訳で今日も店に篭ってXLのエンジンを進めます。


オイルのリターン穴位置がストックと違っていますね。これは社外シリンダーではよくある事。低圧の戻りなので段差があっても特に問題が無いという事なんだと思います。勿論段差は無い方がベスト。

それより問題なのはレボリューションのベースガスケットがタペットカバーに干渉する事。このままでもなんとかシリンダーをセット出来そうですが、均等に面圧を掛ける、という事を考えるとマズイ。で、メタルガスケット側で加工。

試しにH-D純正のベースガスケットを載せてみました。当然ピッタリ。

そもそもシリンダーのオイル穴位置が純正とは違うのです。スリーブレスシリンダーなので強度を確保する為外側に逃がしてあるんです。

で、スコスコとピストン、シリンダーをセットします。BTに比べシリンダーが軽いので片手で支えるのが楽です。


ベースガスケットを潰している間にヘッドのクリーニング。燃焼室やポートのカーボンは厚かったもののサラサラな状態だった為真鍮ブラシとガソリンスチームで綺麗に落ちました。因みに新車からの走行距離はまだ15000kmですし、バルブシャフトの状態も悪くなかったので今回ヘッドワークは行いません。



現行スポーツスターの場合プッシュロッドカバーが一体型なのでヘッドを組む際はこんな感じ。ちょっと間抜けです。

リアヘッドのエンジン温度センサーが付いたままですが、SSTを使ったとしても脱着のし難さを考えると、そのままで作業する方が無難です。何かと邪魔にはなりますケド。

今時のスポーツスターのアクスルは貫通アクスルなんですねぇ。知りませんでした。レーシングスタンドが使えるのでかなり便利です。このタイミングでハンドクランキングを済ませておきます。

ロッカーカバーを組む前にスロットルボディをセットしておきます。ラバーマウントスポーツのインテークフランジは菱形で大きい為、ロッカーを組んでからでは見難く作業効率も悪いです。

スポーツスターのロッカーASSYは装着してみると分かるのですが、意外と前後左右に動きます。如何にセンターを出してセット出来るかでロッカーアームの適性な位置が決まります。真っ直ぐ載せる方法を考えセットしたいものです。

で、エンジンが完成。


明日補器類を取り付け車体を完成させたいと思います。

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