2017.10.20 Fri
'94y T-man TC98-FXR / '10y XL883N。

作業しているとスポーツスターのお客様ご来店。横浜からの入庫です。心配していた雨は岡崎でパラッと降られた程度で、ほとんど濡れなかったという事でした。

CPSコネクターも見つからないので仮結線。これで火が飛ぶ筈でした。

ところが何をどうやっても火が飛ばない。こんな時はツインテックモジュールが怪しいので新品に交換してみるもやはり駄目。今まで散々TC-FXRの点火を組んできた時となんら変わらないにも関わらず、です。
原因は4ピンのIGコイルにあるとしか思えない訳で、3ピンとの違いはイオンセンサーのみ。インジェクション用のIGコイルはスパークプラグを介してのノックセンサー機能が付随しており、これが悪さをしていると思われます。折角用意した4ピンIGコイルは無駄だったし、今日一日作業を棒に振りました。

このまま一日終わる訳にはいかないので本日お預かりしたXLのデータをチェック。
この車両走行距離は15000キロですが、吸排気+サンダーマックスを取付してからの走行が約1万キロ、その間一度もPCリンクさせた事がなかったと言います。

PCリンクしてファームのアップデートやオートチューンを行わなくとも、車両の調子が良いならほとんどの場合T/M側にもまず問題はありません。この車両のデータも特に気になるところは無し。

インジェクション車両の場合これまでの乗り方が手に取るように分かります。オーナーさんがどんなフィールを好むのか、エンジンを組む際の指標になりますからまずはデータをチェックする事は重要。
高速でもそんなに飛ばさない、とおっしゃっていたとおり、5000rpm以上は全く使われておりません。折角のスポーツスターですのでもう少し回しても良いかと思います。

唯一アイドリングが低く過ぎるかと思います。特にローアイドルには拘らない、という事でしたのでエンジンボアアップ後は上げさせて頂きます。
ナラシ走行時に回してしまうお客さんも困りものですが、逆に回さない方だと上のギアでトコトコ走ってしまい、ピストンにダメージを与えてしまう事があります。適切なスピードで適切なギア選択こそ重要です。タコメーターが無い車両では特に気をつけなくてはなりません。いつも言ってますが初期ナラシは最重要ですので、出来る限り乗る時間を作りたいと思っています。

タイヤはファイヤーストーンのビンテージ・レプリカ。まぁ飛ばす訳ではないですからハンドリングよりも雰囲気重視なんでしょうね。笑
コーナリングやレーンチェンジにメリハリが無いので当方は好きではありませんが、このテのスタイルだと人気ですねー。

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