2017.10.14 Sat
'06y FLHR 車体完成と火入れ。

IGコイルへのハーネスが引っ張っていたので、とりあえずメインのハーネスを通す位置を変更して余裕が出来るようにしました。

細かく見ていくと追加及び延長したハーネスは青一色で引いているようです。これはもう間違いなく"ドツボに嵌るパターン"ですので後ろ髪を引かれる思いですが今回は手を付けない事にします。本来であればFLHRのメインハーネスを用意して交換するべきだと思います。


スターターは独立させてサイドカバーに移植してあるのですが、スタータースイッチの配線がこのスケアとは、、悲。

マフラーをセットします。見た事が無い2イン1なんですがSE製でしょうか?パワーが出そうな良いカタチをしています。めっちゃ重いですけど。

このマフラー、とても良い出来で車体に限り無くフィットしているのですが、お陰で手が入らない、、、ひと苦労しました。

エンジン始動の前にやらなきゃならないのがECMの設定。折角キチンとエンジンを組んでも始動時セッティングが合っていなければ極初期にダメージを受けてしまいます。
この車両は120Rエンジン時、SEスーパーチューナーを使ってダイノマシンでセッティングをしていたという事ですが、なにせ2度もエンジン・ブローしているので信用は出来ません。まぁ120Rとレボリューション98cu"では全く異なりますし、今後当店でセッティングを含めた車両の面倒を見させて頂く事も考慮して頂き、今回サンダーマックスの導入に踏み切って頂きました。

T/Mは現行USBタイプではなく旧PS/2モデル。PS/2モデルは当店ボンネビルレーサーでも使っており、非常に安定している(気がする)のでレースの予備にストックしていた個人所有物です。

まず最初はTC88ベースの95ビックボアのプログラムでスタート。ここでも十二分にクランキングを繰り返し、エンジンオイルを徐々に継ぎ足しオイルの濁りをチェックしながら進めます。ブローした事の無いエンジンであればこんな事はしませんが。。


TC88ベースだとなんだかしっくり来ません。スロットルボディとインジェクターサイズをベースに考えればTC96用の方がベストだと考えデータを入れ替え。またヒートサイクル時にベストなパフォーマンスは要らないので緩い感じになるよう手打ちでナラシ用のデータを作って流し込みます。こういう時はデータを固定しオープンループで様子を見ても良いのかもしれません。


数分のエンジン始動とストップを繰り返し、本日のところは軽くエンジンに熱を入れ、ガスケットを馴染ませる程度で終了。当たり前ですがオイルスモークは無いし、初期のA/Fも良いところに入ってきています。今夜一晩じっくり冷やし、明日から徐々に始動時間を伸ばしつつ、ヒートサイクルを繰り返します。

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