2017.09.19 Tue
3連休ダイジェスト。

用意したIGコイルも何故か4極コネクター。普通3極じゃないの、、

まぁ悩んでいても進まないので細々した補器類をセット。

ハーネスは通す位置を決めて最終的な長さを決めて束ねます。





CPSやIGコイルを直接ディーラーさんへ持ち込んで、もう一度コネクター類を注文し直しです。

お次はGSF1200。興味があったので仕入れてみました。見てのとおり外観はかなり遣れてますがエンジンは頗る良好。

いつものように外せるものは外してしまい軽量化。

この車両、現状でFOR SALEとなります。31年の5月まで車検が付いてます。

社外スリップオンマフラー、バックステップ、油圧リモートプリロードアジャスター付きオーリンズRサスなどが付いて税込26万円売り切りです。実働ですが、レストアベース、もしくはサーキット練習用などに如何でしょうか?

最後は'06y FXDB。ニュートラル時に異音がする、という事でクイック作業。確かに異音は出ていましたがシフト操作には何も問題が無い。

当初プライマリーチェーンのジャンプでオートテンショナーが貼り過ぎ、クラッチハブベアリングが損傷したのだと思っていました。しかしクラッチバスケットを外してみるとオカシクない。で、T/Mメインシャフトを回すとゴリゴリとした違和感。もしかしてT/Mかと青くなりましたが、原因は違っていました。

インナープライマリーを外してみると、、原因はインナープライマリーベアリングのカジリでした。ご覧のとおりベアリングレースがゴリゴリに削れてしまっています。ディーラーさんに伺ったところ偶にあるとの事。
これは乗り方云々という訳ではなくベアリングの良し悪しで壊れてしまう個体があるのだと予想します。
ベアリングは年々モデルを追う毎に中華製にとって変わっており、その品質管理は??なところが多々あります。国産車のようにNTNなどの日本製を使ってくれれば最高なのですが、コストダウンが図られ結局壊れるかどうかは運次第、みたいなところが多く、本当に嫌になります。

で、そのまま純正パーツで組むのも馬鹿らしいので、プリモの強化インナーベアリングとオイルシールで組み直しておきました。ベルトドライブ+ドライクラッチ車両は勿論の事、パフォーマンスを上げた車両ではちょくちょく使うので在庫してます。

此方が外した純正のインナーベアリング。ベアリングのローラーもカジってしまっており酷いものでした。

あとは逆の手順で組み立て。



なんとか3時間で作業を終えました。

しかし。
無事見送ったのですが、数時間後バッテリー上がりで始動できないとの連絡がありました。
この車両を販売した当初予算的な都合でとりあえずバッテリーは現状のままでした。で、バッテリーは弱いので早めに交換するか、とりあえずバッテリーは自宅で常時チャージしておくよう注意していたにも関わらず、それを守らずバッテリー上がり。
ここ数日で夜はぐっと涼しくなったので走行中にバッテリーも風に晒されますから当然真夏よりもバッテリーにとっては厳しくなってきます。停めておけばエンジンも冷え切ってしまうのが早く、車両自体には良いのですが、バッテリーには酷です。
キャブレターの車両であれば最悪バッテリージャンプという事も出来ますが、インジェクション車両はECMがぶっ飛ぶ事があるので絶対にそれは出来ません。
若い子たちは乗る事だけに夢中になり日頃のメンテを疎かにしがち。特に国産車にしか乗った事がないとトラブルが出るまでほとんど乗りっ放し。で、壊れたら単車のせい。日本車と同じような付き合い方では外車には乗れないという事を身を以って理解して貰うのは良いのですが、それに付き合う店側はたまったものではありません。
此方が言った事は必ず守る、それが出来ないようならもう単車に乗らない、それ位の覚悟で乗って頂きたいと思います。
今回出張修理対応でチャージM/Cのマサさんにまで迷惑を掛けてしまったので本当に申し訳なかったです。
今後このような事が無きようよろしくお願いします。
オマケの画像は此方↓
このGSX-Rは勿論の事、4速エボFXSB、FXLRも2000APS-PGレーサーも全て放置中。
何故か作業依頼が途切れないし(勿論有難いです)、何より抱えている作業車両が一向に減らないし、、今年はもう駄目かもなぁ。。
