2017.08.13 Sun
'06y FXDB納車 / '87y FXLR作業。
昨日わざわざ名古屋まで出掛けて入手してきたメトリックのタップでネジ山を立て直し、汎用のショートウインカーステーでセットします。

ステー自体はステンレスの削り出し。これお気に入りなんです。

ウインカーを付けても3−4ミリしか外側に張り出さないんですよねぇ。

完成。

引き取りに来た若いオーナーさんに無事納車させて頂きました。
今回は車両本体、新規車検及び登録、整備やカスタム(マフラー、サンダーマックス、エアクリーナー、ハンドル回り、リアショック、ネスカウル、ウインカーなどの部品代と工賃)全てを消費税込みで150万円の予算で行わなければならず、相当に苦労しました。
正直大赤字なのですが、これからしっかり働いて稼いでもらい、今回ウチが自腹で突っ込んだ分をいつか儲けさせて下さい。笑 若いオーナーさんですので将来を見越しての投資ですね。
ま、事故だけには気をつけて楽しんで下さい。

で、ようやくFXLR。
その前にお盆の帰省で立ち寄って頂いたお客さんにお土産を頂きました。毎年有難う御座います。

LRは22Aのまま一度修理してあったのですが、折角今回全てを後期FXR化するので発電系も32Aで、という追加のリクエスト。

ステーターコイルを外してレフトサイドケースをクリーニング。レフトサイドシールは大丈夫です。

コストを考え社外の32Aキットを使いました。





流用できる細かなボルトなどはFXLRのものから外して使います。

インナープライマリーのメインシャフトシールやピニオンギアシールは最終モデルのダブルリップに交換。



インナープライマリーセット。

エボでも初期と中期、後期で1次ドライブ回りは微妙に変更が行われています。ましてや車種を混ぜての流用ですのでどれが正解なのか、謎解きのパズルのようです。

何度も何度も仮組みしてチェックを行います。なんだかクラッチシェルのオフセットが違っておりプライマリーチェーンがインナープライマリーに干渉してしまいます。何故?やっぱりソフテイル用だと駄目なのか、、

徹底的に検証します。ハブ単体でも比べます。



理由は分かりました。クラッチバスケットのハブだけを入れ替えます。

で、クラッチ板も組み込みます。

完璧。

スターターを付けようと思いましたがオイルライン一本が干渉し装着できず。もともとショベルスターターの時点で画像のようにホースが潰れてしまい弊害があったようです。ここはオイルホース取り回しを大きく変更したいと思います。

明日なんとか完成させたいです。

渡米まで残すところあと僅かとなりました。
此方のFXLRの作業を終えたら、ひとまず渡米前の作業は一旦休止とさせて頂きます。
店は20日まで営業する予定ではありますが、休める時には無理せずお休みを頂きます。ご了承下さい。
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