2017.08.04 Fri
'10y VRSCF 整備。


熱と高負荷に強いロイヤルパープルを入れているとはいえ1万キロはキツイです。かなり劣化は進んでいます。

こちらは油圧クラッチ。見てのとおりの状況。



クラッチは一旦全てをドレンして完全交換。この方法はブレーキブリーダーを使ってないと出来ません。クラッチ側の場合レバーでのエア抜きを行なってしまうとピストンがエアーで押されてしまい、最悪分解してピストンを押し戻すという事になってしまいます。




ブレーキ側は思いのほか劣化が少なかったです。F/R共にABS機能がありますからフルードは継ぎ足しの流しっ放しでの交換を行います。一度エアを噛んでしまうとディーラーの診断機能で故意にエアを抜かないとエア噛みは治りません。

前回オイル交換時にエレメントを交換してなかったので交換。


マフラーは社外だったので純正戻し。

整備よりも骨が折れたのは車体のクリーニング。乗りっ放しの汚れ放題。此方が掃除前。

で、掃除して磨いた状態。

黒い部分はしっかり黒く、シルバーの部分はムラの無い銀色になるまで磨きます。

スイングアームはアルミ磨きで磨いてみましたが、クリア層の内部まで錆が進行しておりもう綺麗にはならず。

以前給油時にガソリンに引火したらしく、シートやカウルが溶けたり焦げたりしています。リアフェンダーは煤けた感じ。

これらは綺麗に落ちました。

エンジンオイルは夏の時期を考えHPS20W-50。V-RODはエンジンオイルが4.7Lも入ってしまう大喰い。

取り外したサドルバックの取り付けボルト穴が錆びてしまっておりました。タップを立てて”捨てボルト”を入れておきます。

たっぷり2時間、遠目には見違える程綺麗になりました。これ以上放置しておくともう落とせないレベルの腐食になってしまいます。乗るだけではなく偶には磨いて下さい。うちは”磨き屋”ではありませんので。笑

明日残りの作業を行なったら納車させて頂きます。

※明日は12-15時半位までお祓いに出掛けています。なるべく早く戻って作業を再開するつもりですが、留守の際はご了承下さい。
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