2017.07.31 Mon
'87y FXLR T/M搭載。

クリーニング完了。

搭載するT/Mもガソリンで洗浄。

90年以降のFXRではオイルフィルターエレメント位置がエンジン前方に変更されています。よってT/Mにぶら下がるカタチでエレメントがセットされていた時代のマウント穴が無くなってしまっています。

で、ザグリカッターで穴を開けました。


スイングアームも後年式のモデル用に交換。

抜けなかったブッシュは油圧プレスで抜き取り、旋盤でシャフトを研磨。

これが2分割式のスイングアームピポットシャフト。

T/Mとエンジンをマウントするボルトは年式でネジ山ピッチが違います。90年以降はちょっと特殊なので保管しておいて良かったです。インナープライマリーをセットし位置合わせするまでは仮付けの状態。

オイルライン、スイングアーム、エンジンケースなどの位置を合わせながらセットしないと上手く付きません。汗だくになりながらもなんとかマウントできました。


インナープライマリーをセットし、エンジンとT/Mのストレートラインを出します。

エンジン位置が決まったらピポット部分をもう一度分解し、スイングアームとの位置関係を適正化します。面倒でもこうして必ず2度位置決めを行います。エンジン搭載位置で高速ウォブルを誘発する事もある為、ここはしっかりセンターを出したいところ。

オイルフィルターマウントブラケットをセット。上手く装着できました。

リアエンド組み付け。

T/M位置が決まったのでT/Mサイドカバーを組み替えます。

89年式までのFXRで最も気を付けなければならないのがこのT/M下を通るオイルライン。エンジンが揺れても何処にも干渉しない位置をゆったりと通す必要があります。ショベル時代の四角いリアブレーキマスターを使っている車両はクリアランスが少ない為特に注意が必要です。


ここで用意しておいた1次ドライブやスターターピニオンシャフトのマッチングを見たのですが、残念ながらミスマッチ。パーツ手配まで少し作業は中断です。

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