2017.06.29 Thu
"スクーデリア・オクムラ"Fサスペンションフルリビルト+MEチタンコートチューニング。
その性能は今更語るまでもないのですが、当店のボンネビルレーサー2台は勿論の事、モビテック様のEV-01Zでもサスペンションセッティングを行って頂いております。
1650M-PG FXLR Racer.

2000APS-PG Racer.

しかし、MEフルメンテナンス・フルチューン+MEスーパースポーツスプリングという定番のチューニングが主たるものでして、その上のMEチタンコートチューニングとなるとぐっと台数は減ってしまいます。やはり予算的な関係で諦める方が多いのだと思います。
当方も自分の車両には一度もチタンコートを施工して頂いた事は無かったのですが、丁度サスペンションをやり直そうと思っていたFOR SALE中のGSX-Rのサスを41φから43φに組み直す際、リペア(というよりはレストアかな)とチューニング、出来る事全てを行って頂きましたので参考までにアップしておきます。
錆びてNGになってしまったインナーパイプの再メッキ処理や、伸び、縮み側アジャスターの再アルマイト(カラーアルマイト)、ボトムチューブのパウダーコートなど全てを含みます。
トップキャップのイニシャルアジャスターはブラスト後カラーアルマイト処理。ゴールド、レッド、ブルーのコンビネーション。

ボトムチューブのアジャスターはゴールドとブルー。全てのアジャスターは白く錆びが出てしまったものを敢えて再使用しています。

その詳細は下記のとおり。
1.MEチタンコートチューニング:132,000円
カラーはネイビー、フルメンテナンス、MEダンピングチューニングを含む
2.MEスーパースポーツスプリング:18,700円
3.インナーパイプ再メッキ加工(1台分):55,000円
4.アウターパイプパウダーコーティング(1台分):30,000円
5.アジャスター回りMEアルマイトコーティング(6個):9,000円
合計:244,700円+TAX
よほど酷いサスペンションでない限り再メッキ加工はありませんから、普通であれば15万円~20万円といったところ。通常のMEチューニングが7万円台という事を考えれば単純に倍くらいでしょうか。
因みにスプリングを交換しないMEメンテナンスだけなら更にこの半額以下です。
性能もさることながら、正立サスペンションのインナーパイプは長いですし、通常ハーレーの場合フルカウリングでは無いですから、とても目に付く部分です。ストックのメッキではなくゴールドや今回のネイビーなどの処理を行えば、更に車両が映える事は間違いないと思います。
また、ストックのパーツが入手し難くなってしまった旧車では、既存のパーツを使って新品のようにリビルトが可能だという事も覚えておいて頂いて損はないと思います。
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