2017.05.29 Mon
不毛な1日。

依頼されていたエボFXDLダイナローライダーの部品が揃いました。クイックで対応可能です。

本日もFXRPの続き。昨日仕上げておいたスターターをセットします。ハーネス皮膜破れも対策済み。

スターターのジャックシャフト・ロックワッシャーは年式毎に4種類あります。この車両は93yですので1イヤーオンリー。

セット完了。

スターターはセット出来たのですが、相変わらずスターターボタンを押してもウンともスンとも言わず。各部をチェックします。


スタータースイッチを疑ったのですが特に問題無し。サーキットブレイカーからの配線も全て断線チェックしたものの問題無し。

サーキットブレイカーも問題無し。メインのみ30Aから40Aに交換。

ハンドルスイッチからの配線もチェック。こちらも問題無し。折角分解したので接点復活剤を塗っておきます。


まぁスターターとは直接関係ないのですが、ハーレーの場合イグニッションキーシリンダ不良も多いので念の為交換してみます。

ここまでやればあとはスターターリレーしかない為、リレー交換でトドメを刺すかと思いきや、まさかの沈黙。。動いていた車両から外したリレーなので壊れているとは思えないのですが、、
バッテリージャンプさせるとセルは元気良く回りますし、リレーまでは電源が来ているので、明日更に別のリレーに交換してみたいと思います。

作業と前後しますが、今日は午前中XL883Lを走らせました。
整備を行う前の車体チェックと、サンダーマックスのデータ取りが目的です。
高速域のデータが欲しかったので高速道路を使いそこそこのスピードまで。


この車両、足回りやブレーキを徹底的に弄ってあるので走行性能が良いのは当たり前なのですが、特筆すべきはこのワンオフマフラー。エンジンはノーマル883cc、サンダーマックスとS&Sエアクリーナーといった吸排気のみのライトチューンなのですが、中速トルクが分厚いので実際走らせると、とても速い。
格好や派手な排気音だけの”見た目重視”なマフラーが多い中、このマフラーは相当にパワーアップしています。
こういった車両に乗ると、マフラーの形状やパイプ太さ、排圧の掛け方やサイレンサー容量など、”マフラー単体でパワーを出す”、という事はなかなかどうして難しいものだなぁと改めて感じる次第。

オマケの画像は此方↓
いつも加工をお願いするWK!さんに後輩の息子さんが入社しました。
彼が初めて作った部品がこちらのチタンを使ったオイルクーラーのサポートプレートです。
同封されてきた菓子箱には手書きのメモが添えられており、ちょっと嬉しくなりました。
腕を磨き、技術を身に付けるには最高の環境だと思います。
日々切磋琢磨し、立派な職人さんになれるよう頑張って下さい。

| FXR on T/C | 21:28 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑