2017.05.01 Mon
'00y FXDX 整備。



オルタのマグネットも弱っていたのでこのタイミングで一緒に交換。新品は磁力が全く違います。

トバす車両では百害あって一理無し、のオートテンショナーを外します。前オーナー様の時代にセットされており、そのままにしてありました。

テンショナー固定ボルトが変わっていたので別の部品取り用パーツから外します。


またこの車両にはBAKERの1次ドライブのファイナルを変更するキットが装着されていました。こちらも外します。

エンジンスプロケットが大きくなるので1次チェーンが溶接されています。これはどうなの、って感じですよね。笑

エンジンスプロケットが大きい為、インナープライマリーに干渉しやすいです。

こちらがBAKER。

これがストック。

1次チェーンテンショナーも固定式に戻し、フルストックで組み直しました。チェーンのテンションは定期的に調整する必要はありますが、ケースへの干渉は皆無。




プライマリーカバーガスケットが落ち着くまではオイルは入れずに始動。停止時電圧。

1000rpmアイドリング時。エボと同じ32A仕様でも新品ローターだとここまで電圧が上がります。修理完了です。

あとは一般整備。これはプライマリードレンボルトではありません、なんとT/Mドレンボルト。ツインカム車両でここまでスラッジが入り真っ黒になったミッションオイルを見たのは初めて。乗り方もマズイしオイル管理も最悪。

エンジンオイル、ブレーキフルードなど油脂類は全滅状態。どれも酷い状態です。TCは丈夫ですから簡単には壊れませんが、乗りっ放しでは乗る資格なし。
結局メンテナンスが出来てないと今回のステーターのように壊れて高い代償を払う事になってしまいます。TCのステーターはまず壊れませんから、今回は人為的なトラブルです。


オイル類は全交換、他にも細々した部分を修正し、ほぼ整備は完了です。
