2017.04.13 Thu
EV-01Z on DYNO - Way to go !

遂に待望のクラッチシステムが搭載されました。ボンネビルでは、まるで雪の上でハイパワー且つ重量級のオートマチック車をODのままスタートさせるような感覚で、半クラッチの機能が無いとスタートが非常に困難でした。
クラッチ機能を追加した事により、去年のようにスタート時にハイサイドで吹っ飛ばされる事も無くなるんじゃないかと思います。

クラッチ操作はワイヤー式で、車体左側にセットされた抵抗を引っ張る事により無段階にクラッチのミート量が変化します。なんだかクラシックですが(笑)、シンプル故トラブルも少なく、操作性もとても良かったです。無音のクラッチミートにさえ慣れれば、強力な武器になる事は間違いないです。早く乗ってみたい!!

試作段階ですのでクラッチレバーの戻り強さは輪ゴムの量で調整。ここまでのハイテク車両の部品に輪ゴムが使われるところが素晴らしい!笑 アイデアの勝利。

電子制御スロットルもブラッシュアップ。スロットルホルダの精度が上がり操作性が向上した気がします。
また、その横にはトラクションコントロールのON/OFF機能も追加されました。前後ホイールの速度差をセンサーが拾い、パワーを制御します。但し実際ボンネビルで使うと便利なのかどうかは今のところは未知数。
もしトラコンが効いた時に目視で分かるよう、コクピット内にLEDをセットして頂きたいとリクエストさせて頂きました。
レシプロエンジンだと計測区間での最大加速中にリアが滑り出した場合、タコメーターの動きと排気音で直ぐに分かりますので瞬間的にスロットルを適正に操作する訳ですが、EVはなにせ音がしないので気がつく事が遅れがちです。
LEDで知らせてくれれば正しくトラコンが効いているのかも瞬時に判断出来ます。

バッテリーの搭載量と組み合わせを変更する事により、70kg車重が軽量化された今回の”ライトウエイトバージョン”。来週の城里テストでは悪路での発進試験も行われる予定です。
体調万全で臨みたいと思います。
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