2017.02.11 Sat
'07y XL1200R SE-StageⅣキット組み付け〜その弐。
経験上折れたボルトの処理を慌てるとロクな目に遭ってない為、今回はじっくり進める事にします。

ピストンとシリンダーのクリアランスを計測。このキットに付属するピストンは何故かSTD。1サイズオーバーならシリンダーボーリングしてそのまま純正シリンダーが使えますが、STDピストンだとシリンダーが摩耗していた場合、新品シリンダーに交換する必要が出てきます。

2007年式で走行距離17000kmのXLでしたが、前後〜左右方向で6箇所計測しましたが、摩耗は少なくサービスリミットまではまだ余裕がありました。クロスハッチも薄く残ってはいますが、そのままシリンダーを流用する事もあり粗目でクロスハッチを再施工致します。

シリンダースタッドボルトの内壁部分はアタリが強くなるのか、それとも熱的な影響なのか縦方向に色が変わっておりますが、ほぼ均等にハッチが残り比較的良い状態です。



続いてシリンダーのデッキ部分をクリーニング。フロントバンクのオイルラインOリングが劣化して切れてました。危なくヘッドガスケットからオイルリークするところでした。

クランクケース・デッキ部分のクリーニング終了。

シリンダースタッドは未だブリキ製。固着してる事が多く破壊して外します。

際目のオイルストーンでホーニング。あくまで軽〜く。

シリンダースタッドホールはタダのバカ穴ですが、マシニング加工の際のバリが出ている事が多いのでC面取り。性能的には何も変わらないし意味も無いのですが、、まぁ気分的なもの。

シリンダーデッキは使用するヘッドガスケットの特性を考慮し、マシニングの加工跡が消えるまでツルツルにはしません。

明日折れたボルトが抜けると良いのですが、、、

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