2017.01.31 Tue
'87y XLH883改1200 Rブレーキ交換。
しかし、本日オーナーさんから送られてきた画像を拝見するとキャリパー取付ボルトがまさかのイン側から刺さっています、、、当店ではPMキャリパーは一切扱っておりませんので知らなかった訳です。
そんな訳で本日リカバリー作業。
先日の作業時にリアのアクスルシャフトがなかなか抜けず苦労したのですが、気になっていたのでもう一度確認。旋盤にセットし曲がりを確認しましたが問題無し。

傷が多かったのでサンディング。アクスルシャフト位の精度があるものだとペーパーを当てるだけでも随分変わります。

極端に当たっているのがスイングアーム右側。かなり傷んでます。

社外のアクスルスペーサーブロックも疑いましたが、こちらは思いのほかプラス公差で問題無し。

アクスルシャフトのネジ山が傷んでしまう程叩かないと抜けませんでした。傷んだ部分を2山程カット。

それでもやっぱり当たっているんですよね。結局スイングアームの歪みではないかと推測します。ショベルBTでもよくあります。スイングアームはただの角パイプを溶接しただけのものですし、この頃のスイングアームはアクスルを強く締め過ぎると直ぐに各パイプが凹んでしまう位肉厚が薄いので案外簡単に歪むのかもしれません。いつか、どこかのタイミングでスイングアームを交換すると良いかも。ホイールベアリングやアクスルシャフトに負荷が掛かるのは良いとは思えませんので。

で、PMキャリパーをセットする準備。


位置決め。キャリパー取付ボルトが裏側?というか車体右側から突っ込んでいるのが分かるかと。

まずは付属のアクスルカラーでセット。外側を交換しただけではキャリパーサポートがホイールボスに干渉。

当然キャリパーのセンターも出ず。

この車両、ホイールがワイズの異なる18インチに変わっている事に加え、ハブダンパースプロケットが装着してあるので以前お世話されていたショップさんがワンオフでかなりの部分を造られております。よって、ストック用の部品がそのまま装着出来る筈が無く、アクスルカラーの加工、もしくは製作は必要だと踏んでました。

しかし、上手い具合に良いサイズのカラーが手持ちであった為、そちらに交換。キャリパーのセンターもシム無しで出ました。

あとは組むだけ。

で、完成。

ボチボチ完成ですので昨日車体は磨いておきました。綺麗になりサッパリしました。

作業が終わると外した部品を必要であれば洗浄し、パーツ毎にまとめて梱包。


P.S. H君エンジン引取り感謝です。オイルパンはもう少々お待ち下さいマセ。
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