2017.01.22 Sun
'87y XLH883改1200 やってしまいました・・・
そのクセインマニに直接パーツクリーナーを吹き付けてもアイドルは上下しない事の方が多くて始末が悪い。

オープンファンネルだと起り易い故、一旦エアクリーナーを装着します。バックプレートからワンオフされてます。今までお世話されていたショップさんがイロイロ苦労している事が分かります。

エアクリーナーボックスがあるにせよ、インテークにファンネルのようなR形状は必ず必要です。空気は壁に沿って流れ吸い込まれる為、スムーズな形状で無いとエンストしないにしてもラフなスロットル操作でクシャミしたりします。
このキャブレターのA/C取付ボルトはS&S Bキャブマウントピッチですから、Bキャブバックプレートから制作したインテークアダプターをセット。これは当方のボンネビルFXLR用に造ったものですが、必要であれば後ほど作ります。ですので現状エアジェット穴を少し遮るようなままとなっていますが、専用に作る場合はここも逃し加工を行います。

オーナーさん拘りのストック形状のカーボン製エアクリーナーカバーをセット。4速にはとても似合います。

エアクリーナーを装着しても改善されません。通常キャブレター車はエンジンが温まると若干アイドリングが上がるので回転数を下げますが、FCRだと一度調整すればまずまず落ち着きます。今回ナラシ用にデジタルタコメーターを仮付けしたのでハッキリとそれが分かるようになったのですが、大凡1000-1100rpm前後のアイドル時、200rpmの上下動があります。普通FCRでは考えられない事です。
やっぱりインマニはやり直す必要があるみたいですが、インマニだけではなくスピゴットでもキャブ位置を変更しまっていますし、加えてキャブのマウント角度も違ってきていますのでなかなか手間な作業になります。

ピンゲルコックの出口方向が違っていた為角度を直そうとしたのですが(4速タンクの場合はコック出口が後ろ向きに出ているピンゲルが必要です)FCRのスロットルケーブルマウントの角度を加工せずそのまま装着されている為、干渉してコックが回せません。
FCRの場合、車種別を詠った専用品を購入しても加工して装着するのは日常茶判事で、特にXLになるとVバンク間が狭いので尚の事加工箇所が多くなります。4速右コックタンクだと工具が入らないのでガソリンタンクを外す必要があるのですが、リア側のマウントボルトだけを抜いて少し持ち上げて、、、と思ったのですが。

引っかかっていた後ろ側タンクマウントタブがいきなりすっぽ抜けてタンクのフロント側がステムトップにヒット。この車両はGCBフォルセラのフロントエンド一式に交換されているのでアッパーステムが厚く、エッジも立っているので干渉してしまうんです。自分でも全く同じフロントエンドを使っていましたから重々承知の上気をつけていたにも関わらず、痛恨のミス。ガソリンが満タンで重かった事もありダメージが大きくなってしまいました。
どうであれ、ガソリンを抜いていなかった事や面倒でもガソリンタンクを下ろして作業しなかった事も、当たり前ですが全ては当方の責任。直ぐにオーナーさんに知らせ謝ると同時に修正の許可を頂きました。オーナーさんは勿論ですが、明日にも修理に当たってくれるブロスさんにも本当に申し訳無い限り。

ここまでずっと石橋を叩いて慎重にやってきたつもりのXL作業ですが、最後にタンクを当てるとは情けなくてかなり落ち込みます。まぁ今のところはエンジンが良いのでそれだけが救いですが、気を引き締めないといけません。
そんな訳で、今日は2度ヒートサイクルを繰り返し、終了です。

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