2017.01.17 Tue
'87y XLH883改1200 補器類のセット等。
あれ?

倉庫隣のカーポートが潰れてました。。未だ市内を走るバスは全てチェーンを巻いて走ってます。

さて、XLの続きです。まずはクランキングを行う為に1次ドライブを組みます。

数日圧入しっぱなしだったステーターのコネクター部分はガッチリくっついていました。あとは振動にどれくらい耐えられるかですかね。最小で最大の効果が得られていれば良いのですが。

4速エボはエンジンスプロケットとスプロケットカラーが一体式。スプロケット自体がカラーの役目をしています。いいのやら悪いのやら。

エンジンスプロケットナットがすり減ってしまってます。旋盤で平らな面を出します。


1次ドライブ完成。4速エボスポーツ独特の構造ですよね。


シリンダーに干渉するスターターボディを逃がし加工。


続いてはオイルホース2本とブリザーホース2本をスターターの下に潜り込ませます。ブリザーホースが硬くて太いものだとオイルホースが圧迫されオイルのスムーズな流れを束縛します。ですので敢えてテフロン系のクリアホースを使います。クリアホースは内圧がかかると内部が熱気で曇りますから内圧が通っている事が一目瞭然でわかります。

おっと、その前にフレーム下を這わせる配線を処理しておきます。レギュレターからの3本、油圧センサーの1本を纏めてサービスマニュアルに従った配線の取り回しを行いました。配線チューブを被せれば見た目が綺麗になりますが、この年式の車両だとレギュレターが定期的に壊れるので敢えてチューブで纏める事はしません。メンテナンス重視です。

ステーターからのブタ鼻コネクターはこの位置でタイダウン。ここも強力に接着する事はしません。砂にまみれ易い位置ですが、こればかりは致し方無し。定期的に綺麗にして頂くほか御座いません。

スターター下に各ラインを潜らせました。


続いてはバッテリートレー側、オイルタンク裏側の配管です。各ホースが挟まってしまわないよう、一度仮組してみて通す位置を確認し長さを決めます。



位置を決めたら一旦オイルタンクを外し各ホースを配管。サービスマニュアルにホースを通す位置なんて記載はありませんから、ここは最も効率良く無理の無い位置を心がけます。リジットスポーツで一番トラブルが多いのがこのオイルタンク裏側。バッテリーケーブルがリークし易いのでここは特にしっかり。

3箇所あるオイルタンクマウントも出来るだけ当たり面の大きなワッシャーを併用し負荷を軽減します。オイルタンク自体は3点ラバーマウントされていますが、バッテリートレーと共に振動で動く事を肝に銘じておきましょう。

こんな感じで通して、

バッテリートレーをセットしても干渉しない事を確認。なおリターンのオイルラインは長めにカットし、ゆったりスイングアームピポット上部付近を流すと無理が無く、バッテリートレーにも挟まらないのでトラブルが無いと思います。

ようやくこれでオイルタンクにオイルを入れ、再度エンジン内部のオイル流路の確認が行えます。その後タペットやロッカーを作業します。

地味過ぎる記事ばかりで申し訳ないです。

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