2016.12.24 Sat
'87y XLH883改1200 オイルラインのフィッティング~その弐。

XLはギアカバーボルトが取付箇所によって長さが異なります。ネジ山部は勿論の事キャップボルトのアタマもスチールワイヤーブラシで出来る限り磨きます。この作業を全てのボルトに施しています。これだけでも一苦労。笑

オイルポンプにオイルタンクへ繋ぐホースをセット。純正同様にカシメで止めますが、こちらは国産のステンレス製。

オイルホースは仕様や車種により様々に使い分けますが、XLの場合クネクネとスターター回りを取り回す必要があるので柔らかいホースを使います。当然必要な耐圧性能や内径太さは犠牲にしていません。


マフラーに近い箇所は予めファイヤーガードを被せておきます。ボンネビルのレースではお馴染の高性能耐熱チューブ。火の中に放り込んでも燃えません。



このタイミングでようやくギアカバーをセットします。各ギアにはアッセンブリルーブを塗付する事をお忘れなく。

相変わらずの紙ガスケットしか無いので液状ガスケットは必ず併用。紙とはいえ純正に拘っておりますので社外の安モノは使いません。

ここでオイルホースの取り回しを考える為、スターターとリアバンク側のシリンダーをセット。往々にしてS&Sシリンダーはビックフィンで太いのでまず何処かが干渉すると思って間違いないと思います。

マフラーの取り回しも考慮しないといけないのでヘッドも載せます。

純正の取り回しはスターター下を通すオイルラインがあり、ほぼどの車両でも潰れてしまっております。なんとかならないものかと思うのですが、、これは失敗ですね。シリンダーに干渉してしまいます。

あーでもない、こーでもない。

無難にこの辺りを通しますが、スムーズなラインを心掛けたいと思います。

スターターがシリンダーフィンに干渉しかけてます。後程スターター側を加工します。

では皆様、良いクリスマスを。
明日はノンビリ営業します。

※'04y FXDLのクラッチトラブルでお問い合わせ頂いたK様、本日クラッチパックが入荷致しました。
※12月27日(火)はモビテック様で年内最後の打ち合わせとなります。zeezoon様との打ち合わせも行わせて頂く為終日留守となります。ご了承下さい。
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