2016.12.22 Thu
'87y XLH883改1200 T/M及びカム回りの作業。
そんな感じで今日も4速XLを進めます。

クランクケースASSYはフレームに仮搭載してあったのですが、位置を決めて本組みします。

基準となるポイントはリア側のマウントブロック側4本のボルトです。まずはケースをパンタグラフジャッキで平行を出し、下部2本のボルトを締めつつ上部のボルト2本を指で回しながら、抵抗なく回るセンター位置をキープしつつ締めます。

仮締めしてたブロック側上部と横のボルト5本を一旦緩めフリーにします。

ある程度ケースが動きますので長穴になっているエンジンフロントマウントのセンターを出し本締め。この時点でもジャッキで平行を保ちつつ無理無くエンジンのストレートラインが出るよう気を配ります。

同時にリアブラケットのサイドボルトとトップボルトを本締めしてケースの固定が完了。サービスマニュアルに締め方の順序なんて記載は何処にもありませんが、バックプレートがケース一体型で割れ易かったアイアンスポーツの要領で締めています。
エボXLケースはリア側9本、フロント側6本で締めますので位置合わせはかなり重要で、手でクルクルと回るか確認しながら行っています。
因みにケースマウント回りは絶対に緩んじゃいけない部分なのでロックタイトの赤で組みました。

ピニオンシャフトのドットマーク。見逃がす程小さい。笑 スリーマイルズさん、情報有難う御座いました!

カム回りの前にT/Mをいきます。カムフォロア、ギアユニット、シャフト、スプリングなど純正及びアンドリュースでフル対策済み。全て問題が無いのでチェックと掃除だけ。


T/Mインストール。先に入れてしまうとマズイかなぁと思っていたFドライブプーリー側のライトサイド・オイルシールはやっぱりグニャっと逝きました、、失敗です。。後で入れ直します。

続いてカム。前記したピニオンシャフトのタイミングマークに従いギアをセット。

で、新品に交換したカムギアスラストプレートを取り付けてから各カムのタイミングを合わせてセットします。


で、一旦カムカバーを仮組み。フライホイールをグルグルと回転させ、カム回りに異音や違和感が無いかをチェック。今のところ問題はありません。

この後オイルラインを組んでいきますが、エンジンブローした車両ですのでまずはオイルタンクを外して徹底洗浄からとなります。

続きます。

オマケの画像はこちら↓
7年間に渡り参加し続けている"モーターサイクル・スピードトライアル"ですが、仲良くして頂いている方々に頂いたチームTシャツ。それぞれに思い出があり、大切なものとなっています。

さて、明日は年末のご挨拶がてらオクムラさんにTC96 FXDBのFサスを引取りに伺い、本日届いたナイトロンのリアショックと共に交換してDBを仕上げたいと思います。
しかしこのステルス仕様、インナーシャフトまで漆黒で格好良いですねぇ~。

※明日は祝日ですが、外注先に出ますのでご用の方は14時以降でお願い致します。スミマセン。
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