2016.12.18 Sun
'87y XLH883改1200 クランクケース回りの作業。

純正ホースと同じ長さで注文しましたが、オイルポンプ側が1/4"と1/8"NPTというサイズ違いのテーパーなのでポンプ側へ刺さるアダプター深さが一定になりません。そんな訳で1/8"が若干短い感じになってしまいました。これでは格好悪いので1/8"ホースは注文し直しです。このホース、1本5,000円しますので痛い出費です。。

とはいえこのホースを使ってもフィルターブラケット側のクリアランスはギリギリ。ホース側締め付けナットの平らな面をケース側側面と平行に締めないと干渉してしまうレベルです。


オイルポンプを本組み。4速XLはこのオイルポンプボディASSY、オイルエレメントブラケットが長い貫通ボルト留め。一番オイルがリークし易い場所に関わらず、複数パーツを長いボルトで共締めという地獄のような構造。序でにOリングだけでガスケットが無いという馬鹿さ加減には呆れ返ります。なるべく長きに渡りリークしないよう手を入れ組んでいますが、経年で漏れるのは必至だと思います。
なお、後期XLはこのあたりのパーツをなるべく一体化してあり、作業効率とオイルリークの減少に貢献しています。


オイルフィルターブラケットはオイル流路に複雑な構造を有しています。油圧が上がり過ぎるとチェックボールでバイパスラインから逃がす構造になっています。これは87yまでのXL、88y以降のXLで構造が違っています。

オイルフィルターブラケットASSY完成。

カムとカムカバーを仮組みし、オイルタンクへのオイルホースフィッティングの方向を確認。

一旦クランクケースを車体に搭載し、フレームオンしたままでオイルラインの作業が出来ないかチェックします。

かなりタイトですが、なんとか手は入りそうです。この先問題が無ければフレームにケースを搭載した状態で作業を進めます。


天気が良かったのでM川さんCBR600RRでご来店。当店のGSX-R750RRを試乗し、自分の2台のGSX-Rと乗り比べて頂きました。

全く予定になかったのですが、急遽お預かりする事になってしまったTC96 FXDB。年内にオクムラさんでサスチューニングします。

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