2016.11.23 Wed
'86y GSX-R750 / T-man 98cu" TC-FXR。

オーナーさんに頼まれたのはとりあえずエンジンオイル交換とリアブレーキがスカスカに抜けていたのでその整備。

そんなつもりが内部が汚かったので外装を外してしまい、軽量化の為外せるものを外しながらクリーニング。


頼まれてもいない事なのですが、、もう止まらない。

リアのフルードは死んでます。で、エアーも噛んでます。

初期型GSX-Rの前後ブレーキキャリパーはキャリパーボディ左右にブリーダーが付いています。面倒でも両方からエア抜きしないとエア噛みは抜けません。

キャリパー内側ボディにエアを噛んでいたのでフカフカでした。バッチリ直りました。

細かな部分も地味に当たります。とりあえずタイラップで留めてOKとするのか、こうやってホースバンドで固定するのかで全体的な仕上がりが左右されます。重箱の隅を突く様な作業の積み重ねこそが、良い雰囲気の車両を造るのだと信じて作業します。
前オーナーさんによって貼られていた社外ステッカーも全て剥がしています。

油圧クラッチ側のフルードも駄目です。


まず必要無いであろうグラブバーやタンデムステップなどを外しました。クルマでも単車でも軽量化こそが"正義"。たったの2キロ程の事ですが、単車が軽けりゃストックのブレーキでも十分効きますから。

で、整備完了。エンジンオイルはロイヤルパープル10W-40。ブリッピングで既に違いが分かる高性能オイルです。


丁度XLのカムが届きました。カムギアのサイズは指定出来ない為、まずはカム側のギアを計測し、それに見合ったピニオンギアを注文します。毎回面倒ですが仕方ないです。

体がシンドイし早めに帰るつもりでしたが、明日も一日留守にしてしまうのでTC-FXRを進めます。

インナープライマリーを交換するのでどうせならT/M毎下ろしてしまおうかとも考えましたが、折角繋いだ新品オイルラインが無駄になってしまいます。T/Mを車体に搭載したままオイルパンが外せるようフレームを加工したつもりでしたから、それを確認する為にもこのままオイルパンだけ外してみます。

流石にリアホイールを外さないと抜けてはきませんが、T/Mはそのままでオイルパンだけ外れました。


これが問題のオイルパン。見事にクラックが入っていますね。糞パンです。

まぁしかし、比較的簡単にリカバリー出来て良かったです。この車両にはJIMS6速キットをセットしている為、カム室ブリザーの戻りが無くなってしまっています。よってこの状態のままT/Mケースに新たにブリザーフィッティングを追加工したいと思います。

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