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'87y XLH883改1200 ピストン計測と重量合わせ。

ようやく11月らしくなって参りました。

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XLHのケース加工が上がってくるまでにトップエンドの計測と調整を済ませます。

で、まずはパーツリストをコピーして交換した部品をイラストで一目で分かるようチェックします。というのもオーナーさんにピニオンレースは云々で何処そこベアリングがあーでこーで、、と説明しても全てが納得出来ない場合が多いですし、自分自身の作業記録用にも後々役に立ちます。

ビッグツインであれば慣れておりますし、XLに比べるとT/Mが別体の分、圧倒的に部品点数が少ないのでこんな事をする必要もないのですが、まぁ病院で言うところのカルテみたいなもの。記録を残しオーナーさんにお渡ししておけば、後々の整備や修理にしても楽であるのは間違いがないと思います。

加えて4速エボスポーツの場合、純正パーツの廃盤も多くなっている為、次回手配時でも調べる手間が少なく済みます。

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で、トップエンド計測。XLHと'84y FXSBを同時に進めます。同じ事を2台分やる方が効率的ですので。

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まずは計測。フロントは534g。

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リアは530g。比較的設計の古いタイプのピストンですので4グラムも開きがあります。流石は一昔前のS&S、全然ダメですが毎回こんなモノです。

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アルミ製のピストンで4グラム軽量化するのはまず有り得ません。で、在庫のピストンピンと組み合わせを変え、前後の重量差を少しでも詰めます。意外にピストンピンは重さが異なるという事を多くの方はご存知かと。

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で、前後差2グラムまで詰めました。

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まずはピストンピン受け側のショルダー4角を削り1グラム軽量化。重量合わせで強度不足に陥っても本末転倒ですから無理はしません。加えてスカート内側を全周C面処理。ピストン本体はトップ以外を全面コーティングしています。

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まぁこの手のピストンで1グラムの差なら許容範囲なんですが、あとはピストンピン内部を削って1グラムのダイエットです。特に何も難しい作業をしている訳ではありませんが、兎に角地味に、馬鹿丁寧に仕上げていく事の積み重ねこそが良いエンジンに仕上げる近道だと思います。

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続きます。
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