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'08y T-man 124RX FXDBI on Dyno Numbers.

先日ダイノマシンでセッティングを行ったT-man 124RXの結果が”Bull's eye”さんから届きました。

6spd_full.jpg


通常ダイノマシンを使ったセッティングでは最高出力や最大トルク”だけ”が注目されがちですが、本来はもっと奥の深い世界。ダイノの結果から見えてくる、更に踏み込んだチューニングの世界があります。

まずトップのデータ。

こちらは6速、スロットル開度100%時の車速と燃圧の関係です。
リミットは6000rpm、パワーは右肩上がりで6000rpmでもまだ垂れてません。最大トルクの発生するポイントは4000-4500rpm/19.8kg-m。パワーは134.5PSで車速はリアベルトドライブのままで250km/h。一方燃圧は4500rpmを超えた辺りから一気にダウン。ノーマルフューエルポンプでは限界が来ています。因みにインジェクターは通常SE120Rで使用するSE製の大容量インジェクターでも全く足りない為、更に容量の大きいタイプに交換してからセッティングを施してます。

この車両はストックのベルトドライブに拘っている為、湾岸を6速O/Dで走り切れるようにセッティングしていますが、オーナーさんによれば中速からかなりのトルクがある為7速T/Mが欲しい位の加速だという事です。

続いては4速、スロットル開度100%でのパワーチェック。

最大トルク19.01kg-m/4320rpm、最大出力132.73PS/5930rpm。ここでの注目すべきポイントはフロント、リアそれぞれのA/F。13.1ベースでの値が全域で安定して出ています。これは如何にセッティングが適切かを示しています。


4spd_full_power.jpg

3つめは各スロットル開度でのA/F。
スロットル開度20% - 40% - 60% - 80% - 100%時での各A/F。こちらも全てキッチリとA/Fが出ていますね。


AF.jpg

最後は燃圧に着目したデータです。
ここでは各スロットル開度に応じたフューエルプレッシャーをリアルタイムで見ていますが、どの開度であれ高回転域になると燃圧が下がり始めています。ブルズさんによれば全域で50psi以上(55〜60psiがハーレーでの基準)をキープする事がベスト、という事でしたので、前記した記事の強化フューエルポンプと高耐圧フューエルホースが必要となる訳です。


Fuel_press.jpg

以上の理由から、

・更なる燃圧の確保→ハイボリュームフューエルポンプへの交換
・インテークの高効率化→大容量エアクリーナーへの交換 ※オーナーさんにより対応済
・更なる排気効率のアップ→特注でのマフラー製作

上記カスタマイズを追加する事により更なるパワーアップが図れるかと思います。

ダイノマシン上でセッティングを施せば、こうした事細かなアドバイスを頂く事が出来ます。
ただ単にダイノマシンに載せるだけではなく、一歩踏み込んだセッティングのアドバイスを頂けるショップさんでセッティングは行うと良いかと思います。
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