2016.07.19 Tue
'89y XLH1200 整備。


この車両は今でこそ女性のオーナーさんですが、それまでのオーナーはSSCに出場していたような走り系の方。ですので其処ら彼処にその形跡が残っています。此方のISRのキャリパーもそのひとつ。

ブレーキのタッチが頗る悪いので揉み出しをします。しかしピストンに傷があるものも有りなかなか均等に動くようにはなりません。


部品の入手も儘ならない可能性が高いので完全分解は行いません。ピストンは水ペーパーで均します。

錆びたパッドピンは#400のペーパーで磨いてグリスアップ。


サッパリしました。気持ち良いですね。

揉み出しは古いフルードで行いましたのでこれからフルードの完全交換。このキャリパーはかなり特殊でブリーダーを緩めるだけではフルードをドレン出来ません。キャリパー左右にある画像のドレンボルトを緩めて作業を行います。

今回はフルードが酷い状態だったのでドレンボルトを外して古いフルードを完全に抜きました。なんだか変なスラッジも混ざってますね。
因みにカップヌードルのカップが発砲スチロールの頃は溶けて駄目でしたが、最近の紙製カップだとフルードの受け皿にしても大丈夫。ま、普通は使わないか。笑


フロントを終えたらリア。リアは思いの外状態は良かったのでキャリパーのクリーニングとフルードの完全交換のみ。


チェーンはご覧のとおりカサカサ状態です。

例によって汚れを落としてからチェーンルブで仕上げました。この車両はホイールがダイマグに交換してありとても軽いですから、ジャッキアップしてリアタイヤを回すと、まるでチェーンが無いかの如く恐ろしいほど軽く回ります。

1年ほど前に転倒しており、少し傷が付いていました。磨けば目立たなくなるレベルでしたので消します。

右側リアウインカー。


右側ミラーのアーム部分。

あとは車体回りの増し締めやグリスアップを行ったらほぼ作業は終了です。
このエンジンは前オーナーによって相当に回されており、以前からフライホイールに嫌な感じの振動が出ています。本来であればフルオーバーホールとなる訳ですが、とりあえずの延命措置として今回エンジンオイルはRO'Sをチョイス。添加剤てんこ盛りですのでオイルを入れ替えてから暖気の5分でメカノイズが減ります。


各部メッチャ磨きました。もう勘弁してクダサイ。笑

夕方、急遽JAFで車両が入庫する事になった為、待っている間にGSX-Rのスイングアームを磨いてみました。

アルマイトを削り落とし、鏡面になるまで磨くのですが、、磨き埃だらけになるし、なかなか面が均等に出来ないし。この一面で本日は挫折。嗚呼止めとけばよかったと後悔、、、

入庫した車両はこちらの'99y FLHR。バッテリーが死亡です。バッテリー交換に加えフロントサスをスクーデリアオクムラさんでチューニングというリクエストです。

今日〜明日は連休なのですが、どうやらずっと働かないと駄目みたいですねぇ。。
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