2016.07.09 Sat
'81y FXS ブレーキのトラブル。

何度フルードで圧をかけても右側キャリパーのピストンが動きません。入庫時、フロント右ブレーキローターの端面内側に汚れたパッドグリスがぐるっと一周付着していたのが気になっていたのですが、原因が分かりました。フロントブレーキは左側だけしか動作してなかったようです。キャリパーから異音が出る、という事だったのですが、パッドグリス切れではなく動かないピストンのせいでパッドを引きずったのかもしれません。

ブリーダーを抜いてもフルードが出ません。で、キャリパーに繋がるブレーキホースを外してみますが、、ここもフルードが漏れてきません。という事はここより上部に原因があります。

ステム下のトップティー部分を緩めると、ようやくフルードが滲んできました。右側のブレーキホースの内部で詰まっていた事になります。マスター内部のフルードがドロドロでしたのでそれが詰まったのか、それともスチールパイプ内に錆びでも出たか、そのどちらかだと思います。

ブレーキホース内部やブレーキマスターを高圧のエアーでブローすると一発で抜けました。右側ブレーキラインを組み直してエアー抜きして完璧。

まぁブレーキのフィールは所詮ショベルですので現行車両と比べれば心許ない感じがしますが、タッチも復活し、ピストンもよく動いています。頻繁に乗っており、定期的なメンテナンスを施している車両でさえこのレベルのトラブルは当たり前に起こる可能性があるのは、やはり30年以上前の車両故というところでしょうか。

本来なら純正の新品ブレーキラインが入手できればベストなのですが、生憎手に入るのはアフターマーケットの部品のみ。高性能なブレーキホースに交換すれば全ては解決出来ますが、それでは駄目なところが拘りのオリジナル車両の悩みどころ。
頻繁にチェックを行い、トラブルが出る前に対応しておくしか無いですよねぇ。なかなか難しいです。

さて、明日は晴れるみたいです。クイックこそ2台入っておりますが、のんびりやっていますのでお暇ならドウゾ。
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