2016.06.17 Fri
EV-01A ”国内最終走行テスト”打ち合わせ。
前回5日に行った走行テストでは、車載のカメラや搭載のジャイロセンサーでもはっきりと分かるほどの激しい横揺れが発生し、200km/h前後から全くスロットルを開ける事が出来ず、転倒を回避する事が精一杯という状況でした。
原因については未だ不明ですが、その対応策として考えられる事を、有識者の方やレース関係の方々からもご意見を伺った上で、次回のテストでひとつひとつ評価する事となりました。
その内容については多岐にわたる為現時点では割愛させて頂きますが、ただひとつ確実に言える事は、このテストの結果如何によっては、今年のBMST ボンネビル・モーターサイクル・スピードトライアルへの参加の可不可を決定する事になります。その最終的な判断は、この車両に乗る当方の一存で決定されるとの事も本日聞かされました。一任下さったモビテックの皆様には本当に頭が下がる思いです。
これまで数年に渡りモビテックさんが行ってきた事。
去年の”マイククック・シュートアウト”の中止。
思い返せば本当に様々な事がありましたが、その集大成とも言えるテストが来週の最終評価となります。
あのボンネビルの塩の上で走らせる電気バイクとは一体どんな感じなのか。
地平線の彼方、陽炎の中に浮かぶ浮島のような山脈に向け、フルスロットルで駆け抜けるあの爽快感。
大袈裟ではなく、あれほど自分が今”生きている”と感じられる瞬間は、ボンネビル以外で当方は感じた事がありません。
皆様の労力に報いる為にも良い結果を導き出して、今年のボンネビルに繋げたい。
しかし、私的な感情や冷静さに欠ける判断では自らの命も危険に晒す事となりますし、何よりも大会の関係者やモビテックの皆様にもご迷惑をおかけする事に成り兼ねませんので、常に平常心で臨む事が重要ではないかと思います。
ともあれ、泣いても笑ってもこれが最後の国内テスト。
モビテックさん同様、悔いのないものに出来ればと思います。
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