2016.05.29 Sun
TC95 FXRS BAKER DD6のインストール作業。
この車両もプライマリーオイルはドロドロに汚れチェーンも伸び気味になっていました。


T/Mのシフターアームはスプラインが痩せてしまいグラグラでした。以前入庫時からの症状でしたが、DD6に交換する事で全てが一新されるので先延ばしにしてました。

まぁしかし何でも良いのですが、車両が恐ろしく汚い。雨の中入庫だった事もありますが、見えない部分、シャシーの下側や手の入り難い部分の汚れが目立ちます。折角造ってもこう汚いと落胆しますね。雨の中乗るなとは言いませんが、、綺麗に出来ない人は出来ないんですよねぇ。

という事でまずはガソリンで洗浄。T/Mを開けるので砂や埃が入ると面倒ですので。



T/Mメインシャフトからのオイルリークはほとんどありませんでした。

T/Mアッセンブリを外しました。特に問題はありません。

で、こちらがBAKER DD6。

DD6の6速は5速+OD(オーバードライブ)ではなく、1次ドライブのギアレシオも変えます。全てがオールインワンされたキットになっています。

ストックのトラッブドアからノックピンを外します。これもキット化してしまえば良いのに。

T/Mドライブギアとメインベアリングを抜きました。

BAKERのドライブギアは一部がヘリカルギア。強度とフィールの良さに繋がっています。


T/Mアッセンブリをケースに入れてみるとメインシャフトが回りません。以前組んだ車両では特に何も問題無かったのですが。抜き取ってみるとケースにギアが干渉した跡がありました。

仕方ないのでケース内部を最低限削ります。アルミの削りカスがベアリング内部に入らないように細心の注意を払います。

洗浄後黒くペイントしておきました。

無事インストール完了。個人的にはJIMSの6速よりBAKERの6速の方が全てにおいて造りが良いのでオススメです。ただその分高価です。

鍛造のシフターフォークの造りも素晴らしい。当然純正とは比べものにならないですし、JIMSと比べても肉厚で素晴らしいシフトフィールを生み出します。

シフターフォークやシフタードラムを組んでT/Mは概ね終了。

T/Mメインシャフトのオイルシールが年式違いが付属していた為、とりあえず本日はここまで。電装系の40Aアップデートもありますので明日はその辺りを作業したいと思います。


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