2016.05.05 Thu
'08y T-man SE124RX FXDBI トップエンド組立。

丁度遊びに来ていたI橋君とF見さんにも手伝って貰い、レーサーをハイエースに積み込み。助かりました。

で、お二人さんが帰ってから124RX FXDBIの作業の続きです。シリンダーのセットは最も気を遣う繊細な作業ですので集中力を高めて挑みます。

まずはリングエンドギャップの向きを調整します。ここ最近のGFXリングはオイルエキスパンダーリングが大きめの傾向があり、その癖オイルリングは極薄ですから凄まじく神経を遣います。シリンダーがスコッと上手く一発でセット出来れば良いのですが、ミスするとオイルリングが直ぐに曲がります。オイルリングのクリアランスが少ない為シリンダースリーブのスカート部分が大きく逃がし加工されているのもここ最近のシリンダーの特徴ですが、何にせよ落ち着いてじっくりいかないとミスします。

成功するもしないも全ては段取り次第。下処理は完璧にしておきます。

シリンダーはスリーブレスのニカジルメッキシリンダー。

苦労するのは体外リア側。フレームバックボーンとのクリアランスが狭いので遣り難いからです。リアバンク側だけで既に腕がプルプルします。ゆっくり慎重にシリンダーを嵌め込みますが、3度目にようやくセット完了。上手く嵌らない時、オイルリングは無理せず爪でそっと支えてシリンダーの重みで自然に入れます。

カムカバーやタペットカバーがセットされていませんが、この辺りは最後の最後に行います。正確なバルブタイミングを知ったうえでプッシュロッドのアジャストを行ったり、フライホイールをロックするにも都合が良いからです。

前後共に上手くセット出来ました。ホッと一息。クランキングも問題無し。




このまま一晩落ち着かせます。

FXLR、格安FOR SALE中です。

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