2007.09.15 Sat
'87y XLH883レギュレーター交換。
キャブ、点火、エンジンと疑うべきところはありますが、数秒待つとエンジンスタートできる為、点火系だと判断。
原因を絞っていく為まずはプラグを新品に交換し火花のチェック。コイルも問題ないのでどうやらレギュのようです。
レギュレーターが完全に"パンク"するとエンジンは当然掛かりません。パンク寸前だと冷えている時は掛かるのですが、熱を帯びてくると駄目になる場合が多々あります。
これを知らずにセルをガンガン回しているとバッテリーが上がって序でにバッテリーもお釈迦にするという悪循環に陥る訳です。
付いていたレギュはCCI製のレギュ。純正品に比べると安価ですが、圧倒的に寿命が短いと感じているのでマルマスでは一切使用しません。
この年式のレギュは当方所有の'89y4速Sportと同じですから純正品を常時ストックしています。
レギュひとつ取付を行うにせよ気を付けなきゃいけない事は多々あります。どれもこれも非常に簡単な事なのですが、それが行なわれていない車両の多い事。。特に4速Sportは滅茶苦茶な場合が多いです。
この年式のレギュの配線は3本で、2本はモジュールへの2極コネクターへ、残りの一本はサーキットブレーカーに繋げます。画像ではちょっと分かり難いのですが、フレームダウンチューブの左側に配線逃がし用の凹みがあり、こちらから配線を逃がします。そうする事によりレギュのハーネスはエンジンの何処にも当たる事無く、熱の影響を受けず取り回しできる訳です。

抜けやすい"ブタ鼻"2極のコネクターは丁度プライマリーの後ろあたりにぶら下がっておりますが、しっかり脱脂してビニールテープで絶縁と防水を行っておけばOKです。

キャブレターのミクスチャーを一杯まで締め込んでもエンジンが普通に掛かっているほどリーンだったキャブのジェッティングも変更。ヒート気味だったエンジンもほどよく冷え、同時にパワーも出ました。
あとは抜けきってプクプクと泡を吹いているシリンダーベースやロッカーのガスケットをどうするかオーナーさんと相談します。
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| Sport Ster | 16:03 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑
2極コネクターの防水対策ですが、私はゴム手袋(耐油)の中指部分を切り取りパイプ状にして、コネクターに通しておいて、コネクターを接続しゴムパイプを被せ、両端をタイラップで縛り完了です。
防水もバッチリですし、耐油ですのでチェーンオイル等がかかるのも防げます。
| X | 2007/09/15 23:13 | URL | ≫ EDIT