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T-man 98" TC-FXR エンジン位置合わせ。#02

今日はFXRフレームで最も大事な作業、エンジンの位置を合わせます。

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エンジンの位置合わせ?というとエンジン+T/Mのセンタリングを思い浮かべる方が多いかと思いますが、FXRやツーリングモデルではスイングアームピポット部分を中心にして"浮いている"ような状態になっています。それを前後左右から締めつけてフレームにラバーマウントされる訳ですが、ここでセンターを出しておかないと高速でぶっ飛ばした時に出るウォブルを低い次元で発生させてしまう事になり兼ねません。エンジンマウントのヘタリも関係するので一概にマウントでウォブルが出る、出ないは言いきれませんが、何にせよ本来の正しい位置で組む事が大事です。

そんな訳でまずは2階に保管してあったTC-FXRの部品を全て一階に下ろします。

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まずはキチンとリア回りを仮組します。こうしておかないと正しい位置は出ません。

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中心となるピポットブロック部分は締め付けずフリーの状態に仮組します。

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で、エンジンを搭載します。

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今回作業配分もあり仕方なくシリンダーまでをセットしていますが、通常はクランクケースにフライホイールまでを組んだだけのエンジンをフレームに搭載します。エンジンがそこそこ軽い方がセンタリングし易いですし、変に抉ったりする事も無いので安心出来ます。当店のお客さんは本当に飛ばす方が多いのでこういった手順を踏んでいますが、コンプリートエンジンをただ載せただけのTC-FXRとは一線を画すと思っています。全ては湾岸とボンネビルからのフィードバックです。

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エンジンフロントマウントの貫通ボルト。こちらは社外の強化対策品です。

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フロントもピポット同様、仮組しておいて後で位置を合わせます。

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スイングアームのRショックマウントボルト、ピポットシャフトとピポットブロック、フロントのエンジンマウントの左右5箇所を閉めたり緩めたりを繰り返し、ジャッキも併用して最も自然な位置にマウント出来るように位置出しを何度も行います。本当は位置決め用のSSTを使う事がベストなのですが、生憎購入には至っておりませんのでいつもいつもこのやり方です。

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フロントのエンジンマウントやボルトは最後に閉めます。どの部分のボルトもそうなのですが、素手で軽く締め付けられる位置にあれば、正しくセンターは出ています。貫通ボルトならスコスコと軽く動く位置に合わせます。フロントエンジンマウントからリアショックのロアマウントボルトまでを何度も車体を揺すってみたりしながら位置を合わせ、最後に本締めします。

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最後の最後にリアのアクスルシャフトとRショックユニットを外し、スイングアームがスムーズにスイングするか確認します。ここまでやって初めてマトモなエンジン搭載方法と言えます。

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FXRでたっぷり時間を使ってしまったのでFXSBはほんの少しだけ。こちらはエンジン自体が何ひとつ組み立られていません。クランクケースに至っては未だパウダーコートに出したまま、、、という訳でFXSBは車体回りのアッセンブリから行います。

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フォルセラ/ストーツの43φ正立Fサスを付けました。ハンドルやライザーはとりあえずの移動用です。

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