MARUMASU Motorcycle Lounge

地味～に苦労しました。

部品が届いたのでT-man 98cu"のJIMS６速T/Mと、４速エボに搭載した97y ソフテイル用５速T/Mを一気に仕上げたいと思います。
で、まずはJIMS６速。

'00y FXDXで使っていたJIMS製の６速を、似たような年式のTC88FL用T/Mケースにコンバートします。まぁ普通は有り得ない作業ですが、どちらもTC88だし、入れ替えるだけだから屁でもない、と高をくくっていました。







さっと組んでシフトフィールをチェックしたのですが、何故かシフトが出来ません。良く見るとシフティングASSYがケースに干渉しています。もともとこのT/Mに付いていたものなので何が何だかさっぱり分かりません。。



年式毎のパーツリストを片っ端から調べますが問題は無し。



JIMSのサイトを調べると、この６速キットには２種類ある事が分かり、01-06FLHにはそのままで装着出来ない事が分かりました。

For 01‑06 FLHT/ FLHR/ FLTR/ FLHX / 02‑06 FXST/ FLST, 01‑05 FXD/ FXDWG
For 00 FLHT/ FLHR/ FLTR, 00‑99 FXST/ FLST/ FXR / 91‑00 FXD/ FXDWG

で、何が違うのか調べてみたところ、シフティングASSY、シフティングガイド、シフティングアジャスターボルトの３点。どうやらエボの頃のシフティングに戻す事が必要みたいです。
左側がTC88FL用のシフティングASSY、右がエボのT/Mから外してあったものです。



シフティングガイドの突き出し量もエボとTC88では違っています。





左から時計回りにエボ５速シフタードラム、TC88の５速ドラム、そしてJIMSの６速ドラムです。３つを見比べて分かりました。JIMSのドラムはシフティングASSYが引っ掛けるシャフト（名前が分からない、、）がエボの頃と同じ太さ。だからTC88のシフティングASSYではシフト出来ない訳です。

これは関係ありませんが、TC88FLのシフタードラムは中空構造になっており、とても軽いです。この辺りがエボ時代の重いドラムに比べるとシフトフィールが改善されている理由のひとつだと思います。



まー関心していても仕方ないのでシフティングガイドシャフトを抜き取ります。とりあえず温めて、、



プレスで抜きます。



で、バラしてあったエボのソフテイル用T/Mの寸法を確認しておいて旋盤で長さを詰めます。4速エボのT/Mがバラバラのままで本当に助かりました。



元に戻して。



エボの長さになりました。



で、エボのシフティングASSYをTC88ケースに組み、JIMSの6速ドラムをセット。アジャスティングボルトもエボ用に変更しているのでシフトがスムーズにアップダウンする位置に調整します。



で、アッセンブリ完了。



T/Mトップカバーとサイドカバーは黒のリンクルパウダーコート。



最後にオイルフィラーを付ける訳ですが、６速は右サイドに出っ張るのでそのままでは付きません。



で、カバーを少しカットしてフィッティング。しかしスピードメーターセンサーとカム室からの戻りブリザーホースがこのままでは干渉します。ストックのブリザー戻り口は埋めてしまい、T/Mケースの何処かに穴を新設したいと思います。



そんなこんなでJIMS６速T/Mだけでたっぷり一日かかってしまいました。。それに４速エボのT/Mから外してあった部品を流用してしまったので、新たに用意しないといけません。はー。

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