2016.02.03 Wed
'91y S&S 93cu" FXRS 最終チェック。
名義変更の書類を一件自家用組合さんで済ませ、その後はFXRS。関東納車ですので念には念を入れます。

プッシュロッドのアジャストやロッカーカバー回りに干渉が無いか、もう一度チェック。

1速だけがシフトフィールが悪かったので調整。少しは良くなると良いのですが。

テスト走行で走らせたので、ベルトの馴染み後の干渉や問題点が無いか、1次ドライブを再度確認します。フリクションプレートの調整ボルトのシムはクラッチバスケットの厚みを再度計測した結果、不要だと判断し撤去しました。

なお、インナーベルトキットだとプライマリー内部にオイルが入っていませんから、内部で音が反響して1次ドライブ側が五月蠅くなります。これは慣れるしかありませんが、FCRのカタカタ音と相まって、なかなか賑やかですのでそこは諦めて下さい。

ガソリンタンクを浮かせてエンジンを始動し、エンジンの打音を聞きます。通常のままだとガソリンタンク底面に反響し、何処から音が出ているのが分からなくなる事がありますので。ただ、タンクを外しての点滴式始動の場合、思いのほかエンジンノイズが聴こえてしまう為に過剰な心配をしなければならない事も多いので、参考程度にしています。
店内エンジン始動時と、屋外でエンジンを始動した時でも異なるので注意が必要ですよね。

残念ながらクランクから出ているような打音は消えていないと思います。今回はトップエンドを下ろしての目視と触診のみでしたから、何かが変わると言う事はなかなか難しいのですが、、ただこれまでどおり回しても特に問題は起こらないと思います。
これは余談になりますが、都内は夏場熱的に厳しいようで、つい先日別の都内在住のお客様が純正ピックアップが溶け出てストップした、というご報告も入っております。こちらは完全ノーマルエンジンをリビルトさせて頂いたFXRです。(この件は別のピックアップをお送りさせて頂きました。)
単純にすり抜けすれば良い、といっても難しい場合が多いかと思いますので、湿度の高い真夏日に乗る事は出来れば避けて下さい。あと油温計を取付するのも一考ですかね。但し夏場油温はモノ凄い勢いで上がるので、精神衛生上良くないかもしれませんが。笑
最後に表面保護+艶出し剤を車体全体にスプレーし、磨きあげたら車体は完成。もう一度乗ってみて気になるところが無ければ納車です。

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