2016.01.17 Sun
'06y FLHR / '82y FXB / '94y FXRP。
車検整備に加え、ハンドルバーの交換を依頼されました。


FLHRロードキングの場合、ハンドルを交換するにはナセルカバー上にあるハンドルクランプ部分のカバーを外さないといけません。まぁローキンに乗っている方々ならご存知の事ばかりですが、その辺りを説明しながら作業を進めます。

ハンドルクランプカバーを外すにはナセル上の羽飾り?みたいなメッキモールを外さなければなりません。ライトベゼルやヘッドライトユニットを外し、ナセル内側の上部に付いている小さなナットを外すのですが、このネジはアルミの鋳造品にタップが立ててある為、非常に折れやすいです。ですので細心の注意を払って脱着を行います。

メッキモールが外れるとトップカバーを上部で固定するこれまた小さなボタンボルトがあるのですが、こちらは内部で幅広のワッシャーとロックナットで止まっています。このボルトナットは外さず、緩めてブラブラに遊ばせておきます。

キーシリンダーのプラスチックカバーをピックツールで外し、ボルト2本を外します。するとナセル上に溝が切ってある為、トップカバー毎前記したボタンボルトが外れます。


交換するハンドルバーはオーナー様持ち込みの純正ビーチバータイプ。FLHRCだかFLHRS??の完全レプリカだそうです。当方はあまり詳しくないので分かりません。笑

ハンドルがかなり手前に来るので楽チンです。

オーナーさんは長身の方ですので当方が跨いだ感じとはかなり異なる為イマヒトツハンドル高さが掴めませんが、フロントフォークのレイク角度より若干寝るようセット。この手のハンドルで立っているのもオカシイのではないかと思いましたので。。

ブレーキホースはそのまま流用する為グリップ一個分手前に伸ばして来ないといけません。特殊なペンチを使ってスチールパイプを伸ばします。

結局ハンドルバー部分のパイプ伸ばしでは長さが足らず、ナセル内部の曲げパイプも伸ばして長さを稼ぎます。

そうこうしていると'82y FXBのオーナーさんがご来店。ナラシが終わったので最後のオイル交換です。

トップエンド回りからのノイズもかなり減り、ナラシは順調に終えたようです。季節が変わったのでキャブを再調整しました。各部増し締めをしましたが、振動が減ってきているのでほとんど緩みは無し。オイルタンクステーのラバーブッシュナットが飛んでいたのでそこだけ修理しました。

当店トランポを貸し出し、積車してきて頂いたのは'94y FXRP。本来フルカウルのポリス仕様なのですが、バンパーやカウルを外さないとお預かり出来ないので外してきて頂きました。
ここ最近他店様でトップエンドやカムをやり直した、という事だったのですが、ヘッドガスケットが抜けて急遽当店に入庫です。白煙も相当吹いているという事ですのでかなり逝ってるかもしれません。

で、FLHR続き。手の入らない箇所は予め磨いておきますが、ナセルにも白くなってしまった細かな磨き傷が見られます。

昨日まで作業していたFLSTFで使った錆び取りが少し余っていたのでナセルだけでも磨きます。

磨いて。

ガラスコート。

逆の手順で組みます。トップカバーボルトナットはこんな感じで。ブラブラさせておいてナセルの溝からスルッと入れます。

ハンドル交換終了です。つまらない記事でお粗末さまデシタ。


明日は外注先に出向く為、14~15時まで留守になります。ご了承下さい。
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