2015.10.20 Tue
'82y FXB 完成。
このFXBは年式が異なるFXBの外装を使って初期スタージスを再現しているのですが、左側ガスタンクのバイパスホースの取り出し口の形状が何故か違いました。このままでは使えないので加工して使いました。

配線を仕上げます。

初期の火入れが終わりオイルが十分回った時点で正確なコンプレッションを計測します。前後共に差異無く問題無し。

キャブレターはEキャブですが、新品の在庫が無かったのでとりあえず中古をセット。調子が出てないキャブもあったので3個のキャブを試しました。所詮キャブレターは消耗品ですからイロイロやってみて駄目ならキッパリ新品に交換しましょう。


先日アップしておいたエンジン始動時の動画時の点火はDYNA2000iでした。失火する事も無く火花も強力なのでショベルヘッドでもお勧めなのですが、偶に失火している、所謂"3拍子"と呼ばれるフィールがショベルヘッドの醍醐味、と思われている方が今も大多数なのは認めざる得ない事実でして、何が良いのか当方にはさっぱり分かりませんが、こちらのオーナーさんのリクエストはセミトラのDYNA-Sです。ナラシの時は特にデジタル点火がベストだと個人的には思っているのですが、リクエスト通りにDYNA-Sに交換します。

DYNA-Sを取り寄せました。ピックアップ部分の形状が変わっています。



バッテリーをマウントします。リチウムバッテリーはかなり小さい為スポンジシートなどで"底上げ"してやらないと使えません。

通常バッテリーをトレー側に追い込んでバッテリー上部の空間を生かす事が多いのですが、ショベルヘッドの場合バッテリープラス端子側にサーキットブレイカーが付く為それが出来ません。よって底上げして上部にバッテリーを配します。

上手くセット出来ました。バッテリーの+/-ハーネスの取り回しは満足出来るレベルまで何度でもやり直します。振動でケーブルに傷が入ってリークしたりショートしかけているショベルヘッドを何台も見てきていますので。

最後にT/Mオイルを注入。とりあえず純正フォーミュラ+を入れました。

ようやく完成です。バッテリーカバーやエアクリーナーカバーは黒のパウダーコートを施している為、今のところは代替品のメッキ仕様です。どちらも無いと走らせる事も出来ませんから。

なんでも良いのですが、無茶苦茶に傾いてしまうキックスタンドを交換しないと、、、8センチ位のブロックをキックスタンド下に曳いて、やっとこの状態です。

この車両は輸入新規。未登録車両ですのでこれから全ての登録業務を行います。

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