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MARUMASU Motorcycle Lounge

2006 - 2023 Specializes in Harley-Davidson / Japanese Classics Maintenance & Speed Pro Shop " The Spirit of Bonneville Salt Flats" Land Speed Racing. / 2010/2011 FIM World Speed Record : 2011/2014 AMA National Champion : 2017 Fastest EV Motorcycle in Colorado Mile Race.

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EV-01現状報告。

現状での問題点を、当方なりの文章で記載させて頂きます。

※あくまで当方がモビテックさん側から見聞きしただけの状況です。後日更新されるであろうモビテックさん側の情報が最も正確です。間違っている事もあるかもしれませんので、そこをご理解頂いたうえでお読み下されば幸いです。


現在朝の4時です。当方は時差ボケで相変わらず眠れてません。

車両を梱包・発送した時点でバッテリー監視システムが常時電源ONになっていたらしいのですが、基盤自体に問題点が考えられた為予め日本から持参した予備の基盤に交換。それでも改善されなかったようで、そのユニット自体の原因かどうかは不明ながら、全てで252枚あるバッテリーセルのうちの3枚のセルが電圧低下してしまっており、問題点が発覚致しました。
発電機を使ってチャージすると一応充電は出来るものの、一般市販車のバッテリー同様、溺死のバッテリーは電圧低下が激しく、他のセルに比べて明らかに電圧の低下が早い事が現時点で確認されており、ダメであろうセルそのものも勿論問題なのですが、他の正常なバッテリーの足を引っ張る可能性が高く、最悪の場合で言えば車両が炎上するみたいです。

一応昨夜の時点で充電を行い、一晩放置してみて電圧低下の値を確認してから今後の方向性を探るようですが、とりあえず明日朝9時から行われるライダーズミーティングとインスペクション(車検)には望みます。

が、最悪走らない(走れない)、もしくは走らせる事が可能であったとしても、電圧低下の値をチェックしがてら、バッテリーパワーのリミットを下げて、データを逐一チェックしながら徐々に速度を上げてみるしか方法は無いようです。

最終手段としては問題のあるセルが組み込まれたバッテリーコアを人力、もしくは治具を作ってバッテリーを車体から一度下ろして分解し、問題のあるセルを撤去して再結線するという方法が残っています。しかし、撤去した事によりバッテリー全体のバランスが崩れないかどうか、また制御しきれるかどうかも不明ですし、なにより全バラしてレース期間中に修理できるのか、また修理完了したところで元に戻るのかは今のところ誰にも分からない状況です。

以上現状報告でした。
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