2015.08.01 Sat
'82y FXB 配線作業。
で、本日もFXBの続きです。
メインハーネスを交換するので左右ハンドルスイッチの配線も長さを詰めます。この年式のハンドルスイッチハーネスは白い配線チューブが被せられていますが、経年劣化でボロボロと割れてしまいます。ショベル初期の灰色のビニールチューブが被っているハーネスは肉厚もあって丈夫ですのでこのような状態にはなりません。

もともと1982yFXBだとドラッグバーではなくプルバックハンドルですので配線が長くなってしまいます。そこでカットはせずヘッドライトシェル内部に引き込んでおきます。

引っ張り込んだ分の配線チューブは皮膜を剥いておきます。

リアフェンダー部分にマウントされたサーキットブレイカーホルダーが一個千切れてありませんでした。もう一度リアフェンダーを外してホルダーをリベットで取付。2度手間でした、、、

折角リアフェンダーを外したので、序に細かな部分を手直ししておきます。リアフェンダーマウント用の純正スチールカラーを少し削り、

フェンダーとカラーの隙間にスチールワッシャーが入る分だけ削り、ワッシャーをセット。オリジナルはスチール製のカラーだけでマウントされていますが、"面"でなく"線"で当たっている為この部分からフェンダーにクラックが入っている車両を多く見かけます。そこでフェンダーの表と裏にワッシャーを追加して、面でフェンダーを支えるようにしておきます。非常に地味ですが、効果はありますのでお試しあれ。

ショベルでは車体の各部に配線やブレーキホースを支える為の細いボルト穴がいくつも開いています。ネジ山が傷んでいる箇所も多いのでタッピング。無理にねじ込むと細いボルトなのでポキッと折れてしまいます。


1980~1981yのFXBと1982yのFXBではシートポスト裏側の補強プレートの形状が異なります(1982yは補強対策されています)。よってメインハーネスが通る位置も微妙に異なりますので、熱的に厳しい部分は予め耐熱バンテージを巻いておきます。
因みに前期FXBではシートポストプレート内部をハーネスが通りますので、見た目にスッキリしています。

ガソリンタンクやメーターユニットをセット。

マフラーも付けました。

あとはキャブレターと点火ユニットを付ければ火が入れられるレベルです。

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