2015.07.15 Wed
雑務。
89"ストローカーピストンはエボ・ストックボアの.010"o/sなのですが、ツインカムの3-5/8"や3-7/8"、はたまた4.06"ボアを見慣れているのでとても小さく感じますね。
因みにT-man 98"はTC88の4"ストロークのままのビックボアですので、TC96ベースの103"よりボアサイズが大きいです。
S&Sストローカーピストンと、FLSTFの交換用ビックバルブは個体潤滑コートを施す為コーティング業者さんへ発送。SEハイコンプピストンとT-man 98"ピストンは新品の状態でスカート部分にコーティングが施されていますので、そのままの状態でシリンダーと一緒に内燃機屋さんへ。どちらもダミーヘッドを使ってボーリングします。

こちらは'84y FXSBのケースです。
未だパウダーコートするか純正エアゾールスプレーでペイントするのか悩んでいる訳ですが、まぁものは試しに片側のケースをペイントしてみる事にしました。気に入らなければパウダーコート時にはどうせブラストするので剥がす事は簡単ですし。
マスキングはちょっと面倒ですが、慣れてくると意外と早く出来ます。この作業ばかりやっていれば、相当に時間短縮出来るのではないでしょうか。

ペイント。特にケースを温める訳でも無く、常温、表で吹きっ放しです。

乾燥するとしっとり落ち着いた艶消し黒になります。粒の細かいリンクル塗装、といった感じでしょうか。

店にあるJIMSのエンジンや、お客さんのTC88エンジンの表面と見比べましたが、やっぱり全く同じ雰囲気になります。まぁツインカムの年式用のスプレーペイントをチョイスしていますので、当たり前と言えば当たり前。
見た目的には新品のエンジンと同様で問題ないのですが、パウダーコートで施すリンクルブラックは皮膜の厚さと強度がペイントとは異なりますし、何より粗めのP/Cリンクルは光に翳すとザラザラした表面の質感が鈍く光るところが何者にも代えがたい魅力だったりします。
パウダーコートのリンクルを知らなきゃ、これで十分なんですがねー、、

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