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'97y T-man 103cu" FLSTF エンジン・ブロー。

とても残念な結果でした。

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先週末にトラブルで入庫したFLSTF。パーツの手配も必要なので、何処まで壊れてしまったのか把握する為にも早めに分解しておきます。まずはともあれ車体全体がオイルまみれですのでガソリンスチームで洗浄。

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作業途中のFXBと入れ替え、作業開始。

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圧縮ゼロだったリアバンク側。上死点に合わせた状態でエキゾースト側のプッシュロッドがかなり遊んでいます。これはバルブが閉じていない証拠です。

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ロッカーを外してしまう前にプラグホールからエアーを吹き込んでチェック。やはりエキゾーストバルブが開いています。

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分解しながら各部をチェックしますが、何処も彼処もオイルだらけ。ヘッドガスケットが前後共に抜けていたと思われます。ブリザーユニットのガスケットの状態からもかなり熱がかかっていた事が容易に分かります。

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リア側ヘッドを下ろしました。やはりバルブは閉じていません。バルブシャフトの曲がりではなく、オイルが切れてバルブガイドが焼き着いています。燃焼室は解けたアルミでブツブツになっています。

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IN/EXポート付近でピストンが割れてました。ガックリです。

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EXポートは手仕上げでポート研磨してあったのですが、こちらにもアルミが溶着。ただ、EXポートのアルミは燃焼室内部よりは温度が上がらない為、比較的簡単に剥がれそうな感じです。

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リアバンクシリンダーも駄目です。

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続いてフロントバンクを分解。こちらもアルミが溶着していますが、バルブは問題ない感じがします。フロントバンクは若干コンプレッションがあったので、ヘッドは生きている可能性があります。

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フロントシリンダーを抜きました。フロント側のピストンも死亡です。圧縮が弱かったのは、ピストンクラック部分から圧縮が漏れていたからみたいです。

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リアバンク側。溶けて穴が開いています、、、泣けてきます。

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溶けたピストンがスプレーして、コンロッドの小端子側に溶着してました。幸い爪で簡単に剥がす事が出来ました。またピストンピンは熱の影響でピストン側に固着し、ガスバーナーでピンを炙らないと抜けませんでした。

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ヘッドは要O/H、バルブガイド、バルブ交換、前後ピストン交換、シリンダーは中古のTC88用を手配しボーリング、というトップエンドのフルリビルトとなりました。この先どう進めるのか、オーナーさんにご来店頂いて相談です。。

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