2015.06.23 Tue
'81y FXB トップエンド作業。

いつものようにピストンリングのエンドギャップを調整します。

ピストンやバルブシャフトは当店ではお馴染みの個体潤滑コート施工。




シリンダーのセット完了。ここでクランクをぐるぐると回し、センタリングを行っておきます。



先週土曜の夜中の話になりますが、T-man 103" FLSTFのオーナーさんから連絡が入り、高速道路で止まったという事。走行中オイルタンクのキャップが飛んでいき、気がつかず走ってしまったようです。
帰宅してたので一度店に戻り、エンジンオイル、コンプレッションゲージ、工具にウエスと積み込んで最寄りのインターへ。
オーナーさんと合流し車体を直ぐに確認しましたが、クランキングはOK、F/Rバルブは動いているようです。マフラーエンドやスパークプラグはオイルで濡れる事なく乾いた状態です。
しかし、リアバンクが圧縮ゼロ、フロントバンクは辛うじて圧縮がありますが、シリンダーまでオイルで濡れています。
当方が予想するに、リアはバルブフェイスの曲がり、フロントはヘッドガスケットが抜けたと思っています。
@80km/h位で走行中、少し加速が鈍くなり、@50km/h程まで落ちてからエンジンがいきなりストール、直ぐに路肩に寄せたという事でしたが、オイルタンクのオイルは空になってはいませんでしたが、8割以上無くなっていましたので、オイル不足によるオーバーヒートが原因かもしれません。

現地でリカバリーできる状態ではなかったので、そのまま店に引き上げ。生憎当方のクルマにはFXRTが積車されたままでしたので、オーナーさんの友人に運んで頂きました。
エンジンを開けてみないとまだ何とも言えませんが、バルブにしてもピストンにしてもT-manから取り寄せになりますので、少し時間がかかるかもしれません。
まぁオーナーさんに怪我もなく不幸中の幸いでしたが、オイルタンクキャップが飛んで壊れたというのなら、本当にガックリですねぇ。。
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