2015.02.22 Sun
'97y FLSTS S&S 89"ストローカー 車体完成。
今日中になんとか完成させたかったので頑張ります。まずは強化スターターへの交換。ソフテイルは慣れないのでゴニョゴニョと時間が掛かってしまいました。

オイルタンクを浮かせて隙間からスターターを抜くのですが、コツがありそれが分かるまでちょっと苦労しました。リアタイヤを外して後ろ側からアクセスすれば簡単そうなのですが。

プライマリーカバーをセットする前に再度ハンドでクランキング。オイルがボコボコと音を立てていたので安心していたのですが、これが後で痛い目を見る事になります。

キャブレターはHSR。軽く洗浄だけ行いジェッティングはリッチ気味だったのでそのまま使います。



最後にマフラーをセットするのですが、、社外の左右独立パイプがビッグフィンのシリンダーに干渉してリアバンク側が装着出来ません。



油圧プレスでフロントパイプの干渉する部分を凹ませてフィンの部分を逃がしました。しかし、根本的に差し込み角度が合わないのでビックフィンシリンダーでこのマフラーは使えない、という事になりました。不覚でした。

オーナーさんに相談し、ストックを加工した2イン1ヘッドパイプを持ってきて頂いて装着。なんとか無事マフラーが装着出来ました。Iさん、有難う御座いました。
で、再度クランキングを行い、点滴式でエンジンに火を入れました。しかしバッテリーが弱く、なかなかエンジンが掛けられません。
それでも何とか火が入ったので、オイルタンク内のオイルやエンジンから出るノイズなどに注意していたのですが、熱の上がり方とエンジンからのメカノイズがどうにもオカシイ。ほんの数秒でしたが急いでエンジンをストップ。ジャッキアップしてハンドでクランキングしますが変化はありません。
念の為オイルラインやオイルポンプをチェックしてみると、かなりエアを噛んでおり、オイルが十分に回っていない状態でした。通常であれば油圧ランプでエンジンスタートと同時に気がつく筈ですが、生憎この車両は油圧センサーが外されて代わりにプレッシャーゲージが装着されており、気付くのが遅れました。プレッシャーゲージ自体壊れやすいものなので基本的にあまり信用していないのですが、それが逆に仇となった感じです。

その後オイルポンプのチェックボールやフィルター、プレッシャーゲージなどを全て外してオープンにし、ハンドクランキングでオイルをオーバーフローさせてエア噛みを撤去。完璧に抜けた筈ですので今夜一晩バッテリーを充電し、明日にでももう一度エンジンをスタートさせてみたいと思います。

疲れていたり、お客さんが多い日のエンジン仕事はやはり注意力が散漫になりがちで駄目ですね。ボンミスが取り返しのつかないトラブルに繋がり兼ねません。
しかし、最も注意すべきポイントをミスするとは、、反省すべき一日でした。。
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