2015.02.14 Sat
T-man 103" FLSTF テスト走行。
で、本日もT-man FLSTF。
プッシュロッドのアジャストを終え再度火を入れました。最初やはりフロントロッカーから少し打音が出ていましたが、エンジンが温まり馴染むうちに消えるレベルの類の異音と判断出来たので、まずは走らせてみます。

途中ガスがリザーブになりいきなり路上でエンジンストップしましたが、その後は問題なし。
極初期のナラシですので2000~2500rpm辺りを使って走らせましたが、まぁなんというか、一言で言えばかなり"速い"感じがします。当方のFXLRにとても良く似たフィーリングなのですが、排気量が大きい分トルクが太く、コンプレッションが高いのでスロットルを開けた瞬間のドカッと来る加速感が強烈な印象です。
以前組ませて頂いたT-man 98cu"のFXDXはどれも下から上まで乗り易かった印象がありますが、これは低速域が少し乗りずらい印象です。
しかし、ナラシを無事終えエンジンが上手く馴染んでくれば、低速でのギクシャク感はほぼ無くなるかと思います。

これまで組んだT-manの車両同様にエンジンは直ぐに回ろうとします。ナラシを終えたような印象を与える為、スロットルを制御する事に自制心が無いといけない訳ですが、そこはしっかりと出来るベテランのオーナーさんですので、安心してお渡し出来ると思っております。

唯一気になったのがこのフロントフォークの突き出し量。いくらキャスターを立てる為とはいえ、これは正直やり過ぎです。

突き出しを40ミリから10ミリに変更。加速が良いのでストッピングパワーもそれ相応に増すであろう為、プリロードも1/2目盛締め込んでおきました。



2011年の入庫時、普通な感じのファットボーイだった訳ですが、"速く走る"という事を純粋に追求した結果が、今のカタチとエンジンの仕様になりました。イロイロ本当に苦労もしたし、オーナーさんにも多々ご迷惑をお掛けした車両ですので今こうしてある事が感慨深いです。
'97y FLSTF / '91y S&S96cu"FXR。
明日納車させて頂きます。

オマケの画像はこちら↓
昨日オーナーさんに託した'89y FXRですが、本日予定通り300キロ弱!という距離を走って頂き一度目のエンジンオイル交換をして頂きました。交換したオイルにはスラッジは一切なく綺麗な状態でした。まだまだナラシは続く訳ですが、もう既にあの調子の良い時の"ヒュンヒュンヒュン"という独特のエンジン音が出ており、これなら安心して東京まで乗って帰って頂けるレベルであると判断しました。
明日は天気も良さそうですし、事故だけには気を付けて400キロを無事走破して下さい。遠方までご足労頂き誠に有難う御座いました。

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