2015.01.25 Sun
'81y FXB 1次・2次ドライブの組立。
まずはエンジンとトランスの位置を決める為インナープライマリーを仮組み。

この車両にはエンジンガードが付いていませんでした。外されただけなのか、元々この年式は無かったのか定かではありません。よって社外のステンレス製のものをセットしておきます。純正は黒にペイントされたスチール製ですが、色が黒いのでオイルが漏れた場合正直見難いですので、こちらのステンレス製の方が後々良いと思います。表面がツルツルですので汚れもサッと落ちますし。笑

フロント側はケース取り付けボルトと共締め、リア側はフレームにボルトナットで留めます。

これでエンジンとT/Mの位置が決まりました。

このタイミングでT/Mメインシャフトのオイルシールを交換しておきます。

メインドライブギアのスペーサー、オイルシールなど以前にやり直してありますね。それでもシールは漏れていたので交換します。スペーサーの摩耗はまだまだですのでこのまま再使用します。


オイルシール交換完了。2年は持って欲しいものです。

お次は2次ドライブ。スタージスの場合リアもベルトドライブですので、作業の邪魔にならないようこのタイミングで組みます。そんな訳でベルトを通す為スイングアームを一旦フレームから切り離し。

フロントのドライブプーリーは後期タイプ。軽量化の為の穴が沢山開いています。これもまたレアな部品。オールスチールなので、それでもとても重かったりしますが、、

ベルトテンションを調整して2次ドライブ完成。バイクらしくなってきました。

ステーターローターはご覧の通りマグネットが2個脱落。しかしこの状態でもエンジンが始動出来ていたのが奇跡です。当方のFXBから外してあった22Aのローターに交換しておきます。

ボルト探し中・・・・

有りました。ステーターコイルの配線を止めるストッパーのタッピングスクリューです。ここはオイル漏れの原因になりますのでボルトに液状ガスケットをたっぷり塗って組みます。

ステーターローター取り付け。これでようやくインナープライマリーカバーが組めます。


こちらが"悪名高き"スタージスのフロントエンジンスプロケット。1次がベルトドライブにも関わらず、スプロケット内部にもハブダンパー機能を持たせて”石橋を叩き割ってる”感満載の機能。ハブダンパーが生きているうちは良いのですが、ヘタって隙間が空いてくるとコンコン!とアクセルON/OFF時に異音が発生します。
こんなところにハブダンパー機能を持たせるなら、リアホイール側に一刻も早く付けろ!と言いたいデス。笑

まー構造はこんな感じ。因みに社外のリプレイスダンパーが現在でも入手出来ますが、パーツ自体がボロいので問題は解決しない事がほとんどです。。

修理する事も可能ですが、いっそプリモのベルトドライブに交換してしまった方が軽量化にも繋がりますし、クラッチフィールも良くなるのでそちらをお勧めしています。



こちらのFXBはO/Sピストン待ちですが、他の車両も全てシリンダーのホーニングやボーリング待ちでストップしています。内燃機屋さんが忙しいみたいなので順番を待っている感じですね。
自分のモチベーションを上げる為ガソリンタンクをセットしてみました。笑
暖かくなるまでには登録を済ませ、ナラシ走行を行いたいトコロです。

※明日は終日、"モビテック・テクニカルセンター"でのEVバイク打ち合わせです。
明日からクレイ担当の"FULLGAIN"古川君も合流し、実物大モックアップを使ってカウルのクレイモデリングが始まります。
詳細は、、、アップ出来ないと思いますのでスミマセン。
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