2015.01.19 Mon
'89y FXR 1次ドライブの組み立て。

こちらの883カップレーサー、春までに保安部品を装着し車検を取得するようお預かりしていたのですが、当分作業が出来ないので一旦持ち帰って頂く事にしました。保管スペースの確保にご協力頂き誠に有難う御座います。

そんな本日はFXR。仮搭載だったケースを位置決めします。

フロントのエンジンマウントは中古ですが少しでも高年式モデルのものを流用します。またエンジンの位置が決まるまではフリーの状態です。

インナープライマリーを仮付けし、パンタグラフジャッキで位置を調整しながらセンターを出します。

フロントのエンジンスタビライザー長は必ず調整します。両端のピローボールの角度がそれぞれの取り付け面に対して90度になるよう位置を合わせます。レギュレターは32Aに戻しました。

お客さんの差し入れで一服。

エンジン位置が決まったらインナープライマリーを一旦外し、メインシャフトベアリングやスターターシャフトシールを交換します。

1989yモデルだとインナープライマリーベアリングはエボで最も古いタイプ。高年式の純正ベアリングに交換します。ローラー数も多く、ベアリングケージの強度も高くなっています。



ベアリングを交換したらオイルシールも。左側が高年式用のダブルリップになります。因みに上を向いている面がオイルサイドになり、旧タイプとは逆向きのような感じになるので注意が必要。


スタータージャックシャフトのオイルシールが2個入ってました。何故でしょう?

T/Mのシフトリンケージのスプラインが減ってグラグラでした。他の中古T/Mから外したものに交換です。


インナープライマリーのセットが完了。

次は1次ドライブ。1989yはテーパーキータイプの旧クラッチハブ。ダイヤフラムスプリングを抑えるプレートは3種類の穴位置で調整が可能。


1次ドライブ完成です。



オマケの画像はこちら↓
なんだかここ最近調子を崩してきたFXB。閉店後少しづつ調整をしてみているのですが、、、久しぶりにハマってマス。涙



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