2015.01.04 Sun
'97y FLSTS S&S 89"クランクケース車体搭載。
ソフテイルフレームの場合、クランクケースを車体にセットしてしまうと厄介な部分が多い為、ケース単体のうちに出来るところはなるべく組んでおきます。カムカバー下側のオイルラインもそのひとつ。

オイルホースは拘りの純正、クランプは純正同様カシメを使いますが、こちらは純正の鉄製は使わずクオリティの高い社外のステンレス製を使用。一般的なネジ式ホースバンドは素人っぽいので使いません。笑

ケースアッセンブリを車体にセットしました。


このタイミングで1次ドライブ回りのパーツを洗浄し、パーツをチェック。


ステーターコイルは熱による経年劣化で配線の皮膜がボロボロ。硬化してパラパラ剥がれます。H-D純正品ですので新車からのものなのでしょうか?そう考えると既に15年以上経っているので致し方無いのかもしれません。こちらは同じく純正新品に交換します。

インナープライマリーは1次チェーンが干渉した跡が。チェーンの張りが足りなかっただけなら良いのですが、チェーンが伸びているようならプライマリーチェーンは交換です。

アウタープライマリーはクラッチシェルに装着してあったバランスマスターが干渉しています。アウタープライマリーの内側リブを数枚削れば済むハナシなのですが、今回VPクラッチを装着するのでバランスマスターは外します。


インナープライマリーカバーを仮り組みして、エンジンとT/Mのストレートラインを出します。

インナープライマリーカバーの取付ボルト全てを規定値で締め、4本のエンジンケースマウントボルトが取付穴のセンターに位置していればOKです。無理なくボルトが上下に動くようなら問題ありません。

ケースボルト4本を本締めして、ケースの車体へのマウントはこれで完了。ステーターコイルや、肝心のS&S製シリンダーが未だ届いていないので、しばし作業はストップです。


※明日は外注先を数件回るかもしれません。ご来店の際は一度ご連絡を頂ければ幸いです。
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