2014.12.26 Fri
'97y FLSTS S&S 89"ストローカー・オイルポンプ組付け。

まずはボディだけを仮組みしてセンタリング。

オイルポンプカバーを装着して本締めを行いますが、最も回転が軽くなる位置になるようひたすらセンタリングを行いながら取付ボルトを締め付けます。

ポンプが済んだらオイルフィルターブラケットも取り付け。

カム回りの作業に進むのでここでパーツを洗浄。クリーニングが終わったら細かくパーツをチェックします。

カムは別のプロフィールのものに交換して欲しいというオーナーさんのリクエスト。明日には届くと思うのですが、もともと付いていたアンドリュースのカムは"虫食い"が酷くてそのまま使用する事は出来ませんでした。


そんな訳で作業は明日まで持ち越し。

ここで一息。福井のお土産を頂きました。「羽二重餅」というお菓子みたいですが、これとっても美味しいです。笑

夕方、FLSTSとFXR、2台分のバルブがコーティングから上がってきました。こちらも速攻で作業して頂き、とても助かりました。

まずはFLSTSのバルブガイドをチェック。バルブシャフトコーティングを施工したにも関わらず、ユルユルで駄目でした。バルブの傘上に付着したカーボンはオイル下がりしていたからだと思われます。ガイド製作と打ち替えを含むヘッドフルオーバーホールです。ガックリ。

続いてこちらのFXR。F/R共にインテーク側は比較的摩耗が少ないのですが、エキゾースト側のガイドが減っています。一度もガイドは打ち替えられていないと思われますので、こちらもリビルトする事がベストです。

内部は勿論ですがヘッド外観も遣れ遣れですのでなんとかしないといけません。ともあれ2台とも年内にヘッドを仕上げる事は不可能となりました。

落胆したので今日はこれでおしまい。。ここ数日点火がおかしくなっていたFXBをやり直ししておきます。
火花が飛んでいるものの点火タイミングが滅茶苦茶になっていました。DYNA-Sが壊れた事は今までなかったのですが、どうにも怪しいのでとりあえず別のユニットに交換です。

本当はDYNA2000i+SEコイルの組み合わせが良かったのですが、店の在庫品が1組みしか無かったので使いません。店の二階に転がっていたHi-4シングルファイヤーに交換しました。

ショベルヘッド全般に言える事ですが、オイルタンク前方のフレーム~IGコイルマウントブラケットとのクリアランスが狭く、オイルタンクはラバーマウントですので振動で動いてしまい配線がダメージを受ける事が稀にあります。配線に余裕を持って取り回せば済む事ですが、念の為オイルタンク合わせ目のエッジの部分に、カットしたビニールホースなどを被せておくと更に安心ですのでおススメです。

とりあえずリカバリー終了。古い車両はこうしてちょこちょこ手を入れベストな状態を維持したいものです。

Y川さん、差し入れ有難う御座います。明日も頑張りますー。

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