2014.11.21 Fri
'97y SE103 FLSTF / '81y FXEF 完成。

ヤマハ専用のリア・ブレーキローターボルトはボルトヘッドが凸形状をしています。ハーレー用スイングアームにXJR1300ホイールを組んでいる為、クリアランスが超タイトです。その為ボルトヘッドを少し削り、逃がし加工を施しました。


リア・キャリパーサポートとのクリアランスは約0.6-0.5mmにセット。これなら熱膨張などで何処かが歪んでもヒットする事は無いと思います。

ブレーキホースをやり直し、フルードを入れてエア抜きして完成。

キャリパーサポートはリアショック・ロアマウント後方にセットしたインチ細目ボルト+カラーでスイングアームにセットし、裏側から大きなナットで更にボルトをロックして、そのナット自体をキャリパーサポートのストッパーとしました。


完成したのでテスト走行。主にリアブレーキだけを使ってストップアンドゴーを繰り返してみましたが、問題無し。

久しぶりにこの車両に乗りましたが、組み上げ当時に比べると各部の機能が馴染んできており、非常に安定した車体に育っておりました。ここまでくれば一安心出来ますね。明日にでも納車させて頂きます。

続いて'81y FXEF。オーナーさんに言われていた細かい箇所をチェックします。まずホイールベアリングですが、乗った感じは問題無し。ジャッキアップしてチェックも行いましたが、現時点で交換する必要は無いと思います。なお、ネックベアリングも大丈夫です。

キャブレターは新品をポン付けしただけ、という事でしたのでプラグを確認。案の定真っ黒です。セットを外れていても普通に走ってしまうところが、ある意味ハーレーの凄いところ。

という事でジェットを変更します。とはいえローアイドルの場合、比較的濃い状態で俗に言う"3拍子"を刻む感じになる事が多いですし、プラグがカブってしまう前であれば、スロットルにもある意味イージーで、それを扱い易いと感じる場合もあるかと思います。
しかし、一度プラグがカブれば磨くなり交換するなりの作業が必要になりますし、燃費は悪いし目も痛い(笑)ので当店ではあまりお勧めしていません。
とはいえ、女性のオーナーさんですから、なるべく気難しくならないよう、ベストセッティングより少しだけルーズな感じになるようセットしました。

あれ???

加速ポンプも出過ぎだった為かなり絞り、ミクスチャーも絞ってセッティング完了。キャブレターの車両はオーナーさんや単車のキャラクターに合わせたセッティングが肝ではないかと思います。A/Fばかりを気にする方も見えますが、結局のところ街乗りの車両であれば、最後は乗り手さんが気持ち良く感じれば、それがベストなセッティングに最も近いんだと思います。

こちらもこれで作業は終了。明日乗ってみて問題無ければ納車させて頂きます。

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