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'79y FLH ブレーキのオーバーホール。

さて、本日もショベルヘッドです。

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フロントブレーキのタッチが駄目駄目なのでオーバーホールします。

フロントのブレーキマスターはどれだけ強く握っても漏れはありません。物理的に上に付いていますから、キャリパーに比べると長期不動の場合でもトラブルが少ないかもしれません。まぁ個体差がありますので何とも言えませんが。

キャリパーを割るボルトを外すとフルードで濡れています。やっぱりですね。

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漏れたフルードがブレーキパッドに付いてしまい効き目を甘くしてました。ショベルヘッドではよくある事です。パッドはフルードが染み込んでしまっているのでもう使えません。

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それほど走っていない為パッドグリスはしっかり残っています。しかし何処もフルードでしっとりと湿り気があります。

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ピストンをフルードの圧力で抜くとダストが。ほんの少しかもしれませんが、駄目ですね。

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フルードは純正DOT5を2本丸ごと使い、キャリパーやブレーキホース、ブレーキマスター内部を徹底的に洗い流します。

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で、何度も洗剤で水洗い。

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一度でもきっちりオーバーホールした事のある車両で、不動期間が長かった場合のトラブルは、キャリパーシールの着く溝に固着してしまったフルードカスが原因です。固まってしまったフルードが凸凹を作り、再度車両を動かした瞬間から隙間が出来て漏れ出します。多くの場合キャリパーシールも駄目になる訳ですが、この車両は無事でした。

何度も水洗いを繰り返してもご覧のとおりフルードカスはなかなか取れません。柔らかい真鍮ブラシを使って、溝が綺麗になるまで根気よく掃除します。なかなか地味で面倒ですが、ショベルを動かさないと、こうなります。

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小一時間掃除をしてようやくこのレベルに。漏れるから、効かないから、といって安易に社外キャリパーやマスターに交換する事は貴重な純正パーツを無駄にする事になりますから、地味で面倒でも、ひたすら修理して使いましょう。

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あとは逆の手順で組み付け。キャリパー内部はフルードを塗りながら組み付け、パッドピンやキャリパーサポートピンなどはパッドグリスを塗付しながら丁寧に組みます。

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修理が完了したのでようやくテスト走行です。

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バナナキャリパー特有の"握った分だけ効く"フィーリングに戻りました。引きずりや変な引っかかりも無く無事修理が完了。しかし、ツインカムからの乗り換えだと、ブレーキの頼りない感じは正直拭えないかもしれませんね。まーストックの効きに慣れて貰い、ショベル的な乗り方をマスターして頂くだけです。

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乗っていて、シフトフィールが悪くニュートラルも出難い感じだったので、調整しては走行を繰り返し。こちらも良くなりました。もう一息で完成です。

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