2014.10.13 Mon
'79y FLH 1次ドライブのオイルリーク修理。

まずは1次ドライブを分解です。ショベルヘッドの場合、インナープライマリーまでを外さないとオルタネーターが外れない為
セルスターターやソレノイドなどを全て外します。整備性の良いツインカムに比べると面倒な事が多々ありますが、偶にはショベルもやらないと腕が鈍ります。笑

見たところレフトサイドのクランクシャフトオイルシールから漏れているようなオイルの量ではありませんね。

あ、クラッチユニット全般やスターターなどに問題は全くありません。まぁ組み上げてから2年以上経っているとはいえ、車両組み上げ後の走行距離は400キロ程度ですので当然です。

インナープライマリー裏側もこのとおり綺麗なものです。2,3年に一度はメンテナンスしなくてはならない4速トランスのメインシャフトオイルシールですが、しばらくは大丈夫です。


T/Mケースも凄く綺麗なままです。

さて、肝心のオイルリークですが、ブレーキクリーナーで脱脂して放っておくと、丁度ステーター下側からジワリジワリと漏れてきます。
前回エンジン組み付け時、レフトサイドのオイルシールとシャフトスペーサーを信頼できるS&S製に交換しています。ですからもう漏れるなんて?な感じだったのですが、まぁ稀に、全くクランクを回さず長期間停めたままの車両だとシールが硬化してて、走り出した途端に漏れる、なんて事はあるといえばあるのですが。
因みに1次ドライブは乾式ですが、レフトサイドのオイルシールは経験上から通常組みとしています。

原因が分かりました。ステーターコイルを止める4本のボルトのウチの下側一本からのリークです。長期停車した状態だとドライサンプ車両の構造上どうしてもケース内部にエンジンオイルが落ちてしまいます。よって溜まったケース内部のオイルがボルトを伝って漏れ出ていました。
通常キックスタンドで停めると車体は左に傾いたままですので、より漏れやすくなります。ですから当店では出来るだけ車体は真っ直ぐな状態で保管するよう心がけています。
レフトサイドBBにかかる負荷も少しは少なくなりますからね。

どうして分かったか、といえば、ステーター取付ボルト穴にエアーブローしたところ、このザマに、、、、FUCK OFF。

なんでもかんでも液状ガスケットを使うのは嫌いですが、ステーターボルト穴には多めに塗り込んで組み直しました。


液状ガスケットが硬化するまでこの状態で一晩置き、漏れが無くなっていれば修理は完了です。

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