2014.10.12 Sun
'79y FLH 整備。
そんな本日はショベルFLHの整備です。
まずはバッテリーをリチウムイオンバッテリーに交換。リチウムに関しては賛否両論ありますが、未だ発展途上の製品だと思いますし、電装部品にありがちな"アタリ、ハズレ"が正直多い製品だと感じます。
他社製品ではありますが、実際直ぐに壊れたものもありましたし、1年余り使っていて全く問題ないものもあります。
最も重要な事は、もし壊れた時にでも"直ぐに保障して貰えるのかどうか?"でして、その辺りのリカバリーが早ければ、導入してみる価値はあると思います。

リチウムバッテリーの特徴である"軽さ"と"コンパクトさ"、それに加えて"クランキングパワーの強さ"はやはり魅力です。現在当店でのリチウムバッテリーの取り扱いは"JPストローカー"さんのバッテリーテンダーだけですが、これはなかなか信頼出来て個人的にはとても気に入っています。

FX系のバッテリートレーに搭載しても、バッテリー本体がまだまだ小さい為、付属のスポンジを張り付けて丁度良い大きさに調整します。


バッテリーをバッテリーカバーサイドに寄せて設置し、オイルタンクとバッテリーの間にETCユニットが挟み込めるように調整しました。これで格好悪いETCユニットも上手い具合に隠す事が出来ました。
因みに便利なETCですが、当店でオリジナルに拘ったショベルヘッドには雰囲気を壊す為一切装着していません。勿論シガーソケットやスマホのステーは以ての外。古いハーレーは「不便さを楽しむ為の車両」だと割り切って乗って頂ける、"粋"でショベルを熟知したベテランのお客さんが多いです。

バッテリーの上下方向にもまだこれだけ隙間があります。

お次はハンドルスイッチの長さを調整。

相変わらずショベルヘッドのフロントブレーキスイッチは間抜けです。多分社外の製品自体があまり良くないからだと思いますが、かなりの頻度でスイッチが壊れます。消耗品と割り切るほかありません。


次のオーナーさんはツインカムからの乗り換えです。
良くも悪くもショベルにはショベルに合った"操作の仕方"と"乗り方"というものがありますので、それが理解できるまでは乗り手さんが壊してしまう箇所がひょっとするとあるかもしれません。
ま、実際のところしっかり組み直したショベルであれば早々壊れるものではありませんが、乗り方が分かってないと壊れないにせよ車両に過度の負担を掛けてしまいがちです。
当店のお客様は勿論、当方も工具を一切持たずショベルヘッドで数百キロのRUNを行いますが、何事も無く普通に帰宅されます。これは組み方も然りなのですが、何よりオーナーさんの乗り方が優れているからこそ、であると思います。
しかし、こればかりは言葉で説明するより経験値が全てです。長い時間を乗って頂き、一日も早くベテランのショベルヘッド乗りとなられる事を祈るばかりです。

作業は続きます。
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