2014.07.31 Thu
'92y TC96-FXR / '14y FXDB。
実のところ"ドラッグスペシャリティー"などから販売されているOEMのベアリングは常時在庫を持っているのですが、今回粉砕していたベアリングと同様、ベアリング型番は記載があれど、メーカーの名前が一切入っていない代物。これでは全く信用出来ないので同等モデルの国産ベアリングを探し、手配しておりました。
同じ5200番台なれど、全く型番が違っているので探すのに手間が掛かりました。純正同様に複列のアンギュラ玉軸受で両面シールドのタイプです。この車両に流用しているH-D純正リアホイールはアクスル径25.0mm。ミリ規格ですからその場合は日本製の方が性能が良い場合が多く、絶対的に信用出来るNTN製を選びました。
因みに現行モデルのアクスル径は25.4mm、つまり1インチになっています。
左側の少し茶色いものがNTN製、右側の黒いものが無名のものです。

どうやっても抜けなかったベアリングのアウターレースですが、鉄の板をレースに直接溶接して叩き抜きました。なかなか手強かったですね。社外ベアリングは寸法公差が悪い場合も多く、はっきり言ってサイアクです。
エボまでのティムケン製テーパーベアリングタイプは逝きかけても初期症状が出るので分かり易いですが、こういったシールドタイプは、構造上一気に壊れるので注意が必要です。

お昼一番からは'14y FXDBのクイック作業。本日納車させて頂いた'04y FXDLIのオーナーさんのお友達です。(FXDLI、引取り有難う御座いました!)

2014年モデルだとリアのフェンダーはショートタイプでフェンダーストラットカバーも無いのですが、新車購入時にごっそり交換して頂いたそうです。このスタイルが好きだという方は非常に多いですねぇ。
2014年モデルからはリアブレーキにもABSが装備されています。
またスピードメーター内部のオドメーターが、スイッチの切り替えでデジタルタコメーターになったりするところはなかなか便利な機能です。

さて、マフラーをサンダーヘッダーに交換する作業ですが、適応適所にボルトを交換します。しかし、サンダーヘッダーにそんなボルトは付いていませんので適当な純正ボルトを流用する訳ですが、マフラーの重さと振動で高負荷のかかる場所なのでボルトの記載強度マークは勿論の事、ボルト首下の長さも任意に調整します。



完成。

最後にオーナーさんにお渡しする純正パーツに取付方向や使用箇所をマーキングし梱包。後々オーナーさん自身でマフラー交換が出来るようにしておきます。


- 関連記事
| Big Twin | 20:17 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑